【明慧日本2024年4月28日】吉林省遼源市の法輪功学習者・谷久梅さん、梁桂娟さん、張淑芬さんは、2023年10月17日に遼源市泰安公安支局の警官に連行された。今年3月26日、遼源市龍山区裁判所は3人の法輪功学習者（以下、学習者）に対して不当な裁判を行い、4月16日に判決が下された。谷久梅さんと梁桂娟さんは懲役7年間、張淑芬さんは懲役3年を宣告された。
報道筋によると、張淑芬さんは警察にずっと尾行されていたため、やむを得ず2023年9月ごろに東豊県に引っ越して、そこで寝たきりの夫を看護していた。わずか1カ月しか住まなかったところを、10月17日に遼源市の警官に連行された。同日、梁桂娟さんも勤務先で警官に連行された。谷久梅さんは、既に辞職していた勤務先から呼び出され、そこで警察に連行された。3人の学習者はその後、司法的な迫害を受けた。
不当に1年間の強制収容（労働教養）を受けた谷さん
吉林省東遼県渭津鎮の樺皮村に在住の谷久梅さん（53歳女性）は、1998年11月に法輪大法を学び始めた後、かつて患っていた心臓病や腰痛、坐骨神経痛など全ての疾患が改善された。谷さんは真・善・忍の原則に従い、仕事を厭わずに行い、家では夫の両親の良嫁（りょうさい）、夫の賢妻、子供の慈母（じぼ）である。1999年7月、中国共産党（以下、中共）が法輪大法に対する残酷な迫害を開始した後、谷さんも例外ではなく、何度も中共から嫌がらせを受け、連行・拘束され、吉林省の黑嘴子女子強制収容所で1年間の強制収容を受け、そこで拷問を受けた。
2008年1月18日の夜6時、谷さんは渭津鎮派出所の警官によって家宅侵入され、連行・家宅捜索・違法尋問を受け、遼源拘留所に4日間拘留された後、長春の黑嘴子女子強制収容所に移送され、そこで1年間の強制収容と奴隷労働を強制された。
2009年１月末のある日、収容所の2大隊の刑務官・賈紅岩は「転向」を拒否した谷さんに6、7回の平手打ちをし、谷さんの顔はすぐに腫れ上がった。それでも賈はやめず、その後1時間、スタンガンで谷さんの顔、口、胸に電撃ショックを与えた。収容期間満了後、転向を拒否したため28日間の収監を延長された。2009年2月16日、谷さんは釈放されて家に帰った。
谷さんが帰宅した後、ほとんど毎年、中共当局の人員らに嫌がらせを受けた。舅、夫、子供たちは毎日不安定な生活を送っていた。2014年11月19日、谷さんは家で法を学んでいる際、渭津鎮派出所の所長・張義和ら一団の警察に家宅捜索され、大法の書籍を全て押収された。谷さんは派出所に連行されて10日間、留置場に拘留された。
2023年9月、谷さんは再度警察に連行され、今年4月に、遼源市龍山区裁判所によって懲役7年を宣告された。
労働教養を強いられた張淑芬さん
吉林省遼源市に在住の張淑芬さん（62歳女性）は、1999年10月に法輪功を学び始めた。修煉前は重度の心臓病を患い、北京の医師に治療が不可能と告げられ、鎮静剤を処方してもらって家に帰った。苦しみの中で法輪大法の修煉を始め、体がすぐに回復した。張さんは大法の要求に従い、真・善・忍を実践して良い人を目指しており、姑に「あなたの修行は無駄じゃなかったわよ」と認められた。
中共が学習者に対して、狂気じみた迫害を始めた後、張淑芬さんは何度も連行され、家宅捜索を受け、不当に拘留され、労働教育を受け、給料は差し押さえられ、拘留中に警察に暴行を受け、虎の椅子や電気棒、野蛮な灌食などの拷問を受けた。労働教養所では奴隷のように働かされ、看守らは張さんを「転向」させるために長時間、睡眠を剥奪した。
2019年6月5日の午後、張さんは法輪功迫害の実態を暴露した際に悪意の告発を受け、向阳派出所の警察に連行され、家宅捜索を受けた。2019年10月17日、遼源市龍山区裁判所に不当に懲役1年6カ月を宣告され、11月5日に吉林省女子刑務所に移送されて迫害を受け続けた。
張さんは2021年4月ごろに釈放された。2023年9月に再度警察に連行され、今年4月には遼源市龍山区裁判所によって懲役3年を宣告された。
梁桂娟さんが受けた迫害
梁桂娟さん（47歳女性）は、吉林省遼源市西安区遼源裕豊穀物貯蔵職員で、吉林省遼源市西安区灯台鎮成山村に在住。
以下は明慧ネットの報道による迫害の状況である。2016年9月3日、梁さんは警察に連行され、不当に家宅捜索を受けた。2022年9月20日、梁さんの勤務先の上司が、党の第20回代表大会を口実に梁さんに嫌がらせを行った。地元の治安組織人員も梁さんや、梁さんの夫に嫌がらせをした。10月27日午後、遼源市西安区の警察が梁さんの夫に電話をかけ、梁さんの電話番号と住所を入手した。
2023年9月、梁さんは再び警察に連行され、今年4月には遼源市龍山区裁判所によって懲役7年を宣告された。
