遼寧省の女性3人に不当判決
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 【明慧日本2024年5月2日】遼寧省瀋陽市在住の3人の女性法輪功学習者・于桂春さん(72歳)、李咏梅さん、張玉錦さん(79歳)は、2024年2月28日、法輪功を学んだとして、大東区(だいとう-く)裁判所にそれぞれ不当判決を言い渡された。于さんには懲役8年、李さんには懲役5年を宣告された。瀋陽理工大学の元教授・張さんには懲役4年6カ月の判決が下された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 警察は、2023年9月19日、20日の2日間にわたって3人の女性を連行するまでの6カ月間、3人の女性を尾行し、通話を監視していたことを明らかにした。

 2023年9月19日、于さんは李さんに電話をし、ネット封鎖を突破するSIMカードを求めた。警察は2人の集合場所と時間の情報を傍受し、その日遅くに2人が会ったところで連行した。

 于さんの自宅は、皇城派出所の警官によって家宅捜索され、李さんの自宅は瀋河区警察と南塔派出所の7、8人警官(私服姿)によって家宅捜索された。所長だけが警察手帳を提示した。李さんのパソコン、プリンター、ラミネーター、USBフラッシュドライブ、法輪功の書籍、情報資料は押収された。

 その後、3人の警官は、取り調べ中、李さんの手首をつかんで両足を宙に吊るした。その結果、李さんの手首はひどく腫れ上がっていた。

 9月20日、張さんは自宅で警官らに連行された。

 李さんと張さんは瀋陽市第一拘置所に拘留された。于さんがどこに拘禁されたかは明らかではない。

 2024年2月28日、3人の女性は大東区裁判所に出廷した。裁判官は彼らの代理人として弁護士を任命したが、張さんは国選弁護士の起用を拒否した。他の2人の弁護士は于さんと李さんの有罪答弁を行った。 3 人の学習者全員が自らを弁護する証言をし、法輪功の学習によっていかなる法律にも違反していないと主張した。于さんの2人の娘、張さんの2人の息子、李さんの姉が審理に出席した。裁判官は90分後に閉廷し、数週間後に3人に対する不当判決を発表した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/3/474843.html)
 
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