迫害で歩けない劉玉波さんに不当に懲役2年3カ月の判決
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 【明慧日本2024年5月7日】遼寧省の法輪功学習者・劉玉波さん(64歳女性)は、留置場で2カ月以上拘禁されて、歩けなくなった。今年4月1日、劉さんは車いすに乗せられて葫芦島市連山区裁判所の法廷に入った。4月25日、連山区裁判所は劉さんに懲役2年3カ月、罰金1万元の判決を言い渡した。

 葫芦島市興城市の出身の劉さんは、いろいろな病気を患っていたが、幸運にも法輪功に出会い、1997年から法輪功を学び始めた。それから、法輪功の教えの「真・善・忍」の基準を自分に要求し、高い道徳心を持ち、自分のことより他人を優先し、より良い人になろうとする劉さんは、わずか2カ月で、知らず知らずのうちに病気が完治した。

 2023年12月28日、興城市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、アルカリ廠郷派出所の警官と寧遠街派出所の所長は、劉さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行った。警官らは劉さんを連行し、身体検査を受けさせた結果、健康状態が基準に達していないため、入所しなかった。しかし、らはらは劉さんを、強制的に留置場に押し込み、拘禁した。

 この連行の理由は、5年前、劉さんは興城市アルカリ廠郷で法輪功迫害の事実を人々に伝えていたところ、アルカリ廠郷派出所の警官に連行された。その後、劉さんは「保釈」されたが、そのいわゆる「案件の終結」をするためということであった。

 劉さんは濡れ衣を着せられ、興城市検察庁に送検されたが、2024年1月15日に案件を葫芦島市連山区検察庁に移送された。連山区検察庁は、2月5日、「葫芦島市検察庁の刑事訴追[2024]Z2」に基づき、張孝金、杜楊の両検事は公訴人として、劉さんを起訴した。

 そして、3月15日午後2時、連山区裁判所は劉さんに対する不当な裁判を行う予定だったが、劉さんの健康状態が深刻であるため、審理を4月1日に葫芦島市留置場内で行うことに変更した。

 2カ月以上の不当な拘禁、留置場の劣悪な環境の結果、劉さんの健康状態が非常に悪くなり、すでに歩くこともできなくなった。それで、劉さんの娘は裁判官に母親の裁判を行わないよう求めたが、裁判官は娘の要求を受け入れなかった。4月1日、劉さんは車椅子に乗せられて法廷に入った。

 葫芦島市連山区裁判所は4月25日に「判決書(2024)遼1402刑事54号」を発付し、劉さんに懲役2年3カ月の判決と1万元の罰金を宣告した。裁判長は王連廷、陪審員は陳雪と趙静、書記員は聶佳慧だった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/6/476230.html)
 
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