2024年5月、法輪功学習者71人の不当判決が判明(一)
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 【明慧日本2024年6月22日】(中国=明慧記者)明慧ネットが報道した情報の統計によると、5月、中国20の省、自治区、直轄市で、少なくとも71人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当な判決を受けたことが分かった。迫害が最も深刻な地域は、遼寧省12人、湖北省10人、山東省9人、黒龍江省と湖南省各5人となっている。うち、60歳以上の年配学習者は34人(80~90歳2人、70~80歳20人、60~70歳12人)であった。 5月、中国共産党(以下、中共)の法曹部門は学習者から41万5000元を強要した。内訳は、裁判所が科した罰金33万元で、警官が家宅捜索を行った際に不当に押収した現金8万5000元である。

 遼寧省葫芦島市建昌県八家子鎮の学習者・高淑芬さんは、迫害され脳出血を患い、半身不随になったにもかかわらず、葫芦島連山区裁判所の関係者が高さんの家にやって来て、不当な裁判を行い、1年6カ月の懲役、5000元の罰金、および6カ月の住居監視下に置かれた。山東省莱州市の学習者・林洪傑さんは、懲役8年を言い渡され、4万元の罰金を科された。湖南省衡陽市祁東県の学習者・匡宗尭さんは、懲役8年と3万元の罰金を言い渡され、邱新乃さんは懲役7年4カ月と2万元の罰金、唐炳生さんは懲役7年2カ月と1万元の罰金を言い渡された。 2023年3月13日と14日、祁東県で7人の学習者が地元警察に不当に連行され、家宅捜索を受けた。連行された学習者のほとんどが70代と80代の高齢者で、匡宗尭さんは約10万元の現金を押収され、邱新乃さんは約8万元の現金を押収された。

2024年1~5月、不当な判決を宣告された405人の月別人数

2024年5月71人の法輪功学習者が中共により不当に拘禁された期間

 (注:1~2年は1年或いは1年以上2年未満、以下は類推。また、不当判決は数カ月前または数年前に行われた可能性があるが、2024年5月に判明し、明慧ネットで報道されたもの)

 一、5月、学習者71人の不当判決が判明

2024年5月に判明した、不当な判決を宣告された学習者の地域別人数統計

 一部の迫害の実例

 1、ハルビン道外区裁判所の裁判長が弁護士を脅迫 周春玲さんに不当判決

 黒龍江省ハルビン市呼蘭区康金鎮に住む心優しい田舎の女性・周春玲さんは、法輪功を学んでいるとして、道外区裁判所から懲役3年の実刑判決、罰金1万元を宣告された。周さんは法律に基づいて控訴した。

  2023年11月9日午後、周さんはハルビン市道外区にある飲食店で勤務していたところ、仁里街派出所と呼蘭区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らにより連行され、ハルビン市第二留置場に拘禁された。今年3月8日、周さんは裁判にかけられ、法廷での対質は形式的なものに過ぎず、十分な審理が行われなかった。 周さんの弁護士は法律に基づき無罪を主張したが、裁判長・陳中彦は、「あなたはもう弁護士をやりたくないのか!」と脅した。周さんは10年間も不当に拘禁されたことがあり、家族の皆がすでに大きな被害と苦痛を受けており、現在さらに懲役3年を宣告された。

 2、遼寧省大連市の王桂紅さん 服薬を強要され、不当判決も

 遼寧省大連市荘河の学習者・王桂紅さんは今年5月、普蘭店裁判所によるオンライン裁判にかけられ、懲役10カ月と6000元の罰金を言い渡された。

 王さんは留置場で、強制的に洗脳され、他の学習者の情報を提供するよう強制された。また、拡声器で流される法輪功を中傷する嘘を聞かされ、耳が聞こえなくなり、薬の服用も強制された。

 3、遼寧省葫芦島連山区裁判所 行動ができない高淑芬さんを自宅で判決

 遼寧省葫芦島市建昌県八家子鎮の学習者・高淑芬さんは、迫害され脳出血を患い、半身不随になった。今年4月25日、葫芦島連山区裁判所の関係者が高さんの家にやって来て、いわゆる「裁判」を開いた。 5月30日の午前、連山区裁判所の担当者が判決文を高さんの自宅に届けた。判決文には高さんに懲役1年6カ月、罰金5000元、6カ月の住居監視と書かれている。

 4、山東省莱州市の林洪傑さんに懲役8年の不当判決

 山東省莱州市裁判所は5月20日、弁護士を通じて、学習者・林洪傑さんらに対して書面形式で判決を下した。判決文によると、林洪傑さんは懲役8年と罰金4万元、謝慶財さんは懲役5年と罰金2万元、方瑞芹さん、高日軍さんと滕琴華さん3人は懲役3年と罰金1万元、馮国萍さんは懲役3年、執行猶予4年、罰金1万元、潘召華さんは懲役1年6カ月、罰金5000元を言い渡された。

 林洪傑さんと方瑞芹さんは控訴を準備している段階である。莱州市裁判所は5月15日、林洪傑さんと潘召華さんに通知せずに裁判を行った。裁判が行われた時、学習者の発言を許されず、最後に何の結果も出さないまま終了した。 5月20日、裁判所は書面による判決を下した。

 5、雲南省曲靖市、李紅梅さん4人に不当判決

 雲南省曲靖市麒麟区裁判所は4月7日、2回目の裁判を開き、以下の学習者に対して不当な判決を言い渡した。李紅梅さんに懲役5年、罰金1万元、徐亜梅さんに懲役4年、罰金8,000元、陳忠存さんに懲役2年、罰金5,000元、馮志仙さんに懲役2年、罰金5,000元を下した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/6/478467.html)
 
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