重慶市の著名な書道家父子が不当連行
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 【明慧日本2024年7月11日】重慶市出身の有名な書道家で、法輪功学習者(以下、学習者)・陳清斌さんは、約2カ月前から行方不明になっている。今年6月20日、友人たちは彼の母親から、陳さんと陳半月さん(父子関係)が中国共産党の人員に連行され、別の場所で不法に拘留されていることを知った。事件の詳細は調査待ちである。

 陳清斌(チェン・チンビン)さんは50代で、大図県、三駆鎮中等学校の教師を勤め、書道の有名人でもあり、日本の「瘦金体(そうきんたい)の名人リスト」に登録されている。陳さんはまた、大図区常州書画学院副院長を務めており、学生らに愛されている優秀な教育者である。

 陳さんの妻・鄧尚媛さんは汕頭小学校の教師で、1999年以前に法輪功を修煉し始めた。2000年、妊娠6カ月の鄧さんと陳さんは天安門広場で、「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍は素晴らしい」と書いた横断幕を広げた。息子・陳半月くんが5、6歳の時に、母の鄧さんは中国共産党の迫害を受けて早世した。

 陳さんが受けた長年にわたる中国共産党による迫害

 陳さんは法輪功を学び、「真・善・忍」を信奉しているとして、中国共産党から何度も迫害を受けている。

 1999年7月、陳さんは法輪功を放棄する誓約書へのサインを拒否したため、三駆鎮派出所に2日間不当に拘束され、警察官により侮辱・脅迫・殴打などの迫害を受けた。

 2000年5月11日、大足県公安局第一課の警察官は、修煉交流会に出席していた陳さんと、ほか20数名の学習者を連行し、留置場に拘留した。陳さんは1カ月間不当に拘留され、4,000元(約8万円)の罰金を科された。

 同年7月、陳さんは派出所への出頭を拒否したため、まる1日拘留された。

 同年8月、学校当局は、陳さんが誓約書のサインを拒否したため、中等学校から辺鄙な村の石卓小学校に転校させた。

 同年9月、陳さんは20日間以上にわたって洗脳班で迫害された。

 同年11月、陳さんは法輪功の冤罪を陳情するため北京へ行ったとして、同年12月に連行され、西山平労働収容所に1年間拘禁され、1年以上の給与の支給を停止された。西山平労働教養所で、陳さんは何度も殴られ、地面に叩きつけられ、革靴を履いた足で頭を踏みつけられた挙句、顔は腫れ、目はかすみ、足はしびれた。陳さんはまた、薬物犯罪者たちによる長期間の監視下に置かれ、服を洗う時、風呂に入る時、顔を洗う時、口をすすぐ時、トイレに行く時でさえ後をついて回られ、話すなどの最も基本的な権利さえも剥奪された。2001年、学習者への迫害に抗議するため陳さんは断食を行ったとして、電気バットで殴打され、胃チューブから残酷な灌食を受けた。

 2005年9月3日、陳さんは、県「610」オフィスと郷政府の役人、および警察署の警察官に連行され、重慶市南区にある洗脳班に拘禁された。陳さんは3日後に洗脳班を脱走した。

 2011年7月末、大足県「610」オフィスは学習者に嫌がらせをし、洗脳班で誓約書にサインしない学習者を監禁すると脅迫した。陳さんは放浪を余儀なくされた。

 2014年9月24日、陳さんを含めて3人の学習者は、万谷鎮で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布したとして現地の警官に尾行され、連行され、家宅捜索をされた。2015年4月8日、陳さんは重慶市大足区裁判所で3年3カ月の懲役刑を言い渡された。

 陳さんは不当な判決を受けた後、大足教育委員会から教職を解任された。出所後、生計を立てるため、大足区龍崗郷で書道教室を開き、多くの保護者から好評を得た。

 現在、陳さんと息子・陳半月さんは、中国共産党の人員らに再度連行され拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/22/478924.html)
 
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