【明慧日本2024年7月12日】湖北省安陸市の数人の法輪功学習者は不当な判決を宣告された。そのうち、黄明芳さん(80代)は2024年5月に懲役1年を宣告され、現在留置場に拘禁されている。孫有蘭さん(79歳前後)は2023年に懲役2年を宣告され、劉萍さんは2023年に懲役3年を宣告され、2024年6月に湖北省女子刑務所に送られた。魏清珍さんは2023年に懲役1年2カ月、何志珍さんは2023年に懲役1年の不当な判決を言い渡された。
そのほか、安陸市の孔久紅さんは2024年5月7日、懲役7年の不当な判決を宣告された。4月17日、呉秀芳さん(73)、毛翠英さん、徐桂雲さん、施礼英さん(70歳前後の女性)はそれぞれ懲役7カ月ほど、罰金3000元の(約6万円)の不当な判決を宣告された。
黄明芳さんは2024年5月10日、市裁判所で裁判が開かれた。法輪功を学ぶことは合法であると主張し、罪を認めず、サインも拒否した。法廷でめまいの症状が現れたため、当日に休廷となった。
2022年12月6日、安陸府城派出所の副所長・黄亜軍をはじめ、市法曹機関、政法委員会(治安・司法などを統括する機関)、610弁公室、コミュニティの関係者ら計13人は黄さん宅に押し入り、自宅のある法輪功の関連書籍61冊、パソコン、ノートパソコン、プリンタ、数千元の生活費などを押収した。午後3時半、黄さんは派出所に連行されて取り調べられ、当日の夜10時過ぎに帰された。2023年7月20日、黄亜軍と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下国保)の警官は再び黄さん宅に侵入し、市裁判所に連行した。
孫有蘭さん(もしくは孫友蘭さん)は市棠棣鎮軛頭幸福村に在住。2023年9月に国保と派出所の警官に長松村洗脳班に連行された。11月に市李園に移送されたあと、状況は不明となった。孫さんは法輪功を学んでいるとの理由で、何度も嫌がらせ、家財押収などの迫害を受けたことがある。2016年12月16日、市国保、棠棣鎮派出所の警官に身柄を拘束され、2017年6月に市裁判所で懲役3年6カ月の不当な判決を宣告された。
2023年9月19日の午前11時過ぎ、徐桂雲さんは自宅に押し入った市公安局国保大隊、府城派出所の警官に長松村洗脳班に連行され、その後留置場に移送された。2024年4月17日、徐さんは市裁判所に懲役7カ月ほど、罰金3000元の不当な判決を宣告された。
劉萍さんは2023年8月11日に不当に拘禁され、国保の警官は家族に8月25日まで拘束すると告げた。その期間、迫害を加えるため、警官は劉さん宅のドアをこじ開け、家宅捜索した。家族は25日に劉さんを迎えに行ったが、劉さんと面会できなかったうえ、劉さんは拘禁されたままだった。
魏清珍さんは2022年12月6日午前、市内で法輪功迫害の実態を伝えた時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、府城派出所の警官に身柄を拘束された。
何志珍さんは棠棣鎮軛頭村の出身。2023年に懲役1年の不当な判決を宣告された。
安陸市の方宗菊さんは懲役4年の不当な判決を宣告され、湖北省女子刑務所に拘禁され、2024年7月に刑期満了の予定である。