【明慧日本2024年7月22日】晴天に恵まれた7月6日の土曜日、フィンランドの法輪功学習者(以下、学習者)は首都ヘルシンキのカンピ・ショッピングセンター広場で集会を開き、その後パレードを行った。 平和的で理性的な反迫害25周年を記念し、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害と、邪悪な生体臓器収奪の犯罪を止めるよう世界に呼びかけるため、中共による法輪功への残虐行為に衝撃を受けた人々は、中共を非難し、法輪功への迫害の早期終結を求める請願書に署名した。
ヘルシンキのカンピ・ショッピングセンター広場で煉功 |
穏やかな煉功場面に多くの人が注目 |
7月6日午後1時30分、フィンランド法輪大法学会のスポークスマンであるシニッカ・スオンタカネン氏がスピーチを行い、数人の中国の学習者が、中国で自身と家族が受けた迫害の体験について語った。
集会中、フィンランド人の中年男性は帽子を脱いで胸に当て、学習者に心からの敬意を表した。
ヘルシンキのカンピ・ショッピングセンター広場で開催された集会 |
集会でスピーチするフィンランド法輪大法学会のスポークスマン、シニッカ・スオンタカネン氏 |
パレードには3つのテーマに分かれ、第1部では「フィンランドにおける法輪大法」、「真・善・忍」などの横断幕で法輪大法を紹介。 第2部では、中共による法輪功への迫害を暴露し、生体臓器収奪の中止や中共の迫害によって死亡した学習者を追悼する横断幕を掲げた。第3部では、中共の解体と迫害の停止を訴える横断幕で構成された。
7月6日に行われたパレード |
多くのフィンランド人は7月に夏休みを取っている。良い天気に恵まれた7月6日にはヘルシンキで多くのイベントが開催され、多くの人が買い物をしたり、日光浴を楽しんだりしていた。学習者による反迫害パレードは注目を集め、群衆の中から時折「法輪大法」や「法輪功」という大声が聞こえた。
パレードはカンピ・ショッピングセンター広場からスタートし、ヘルシンキのメイン通り「マンネルヘイミンティエ」、有名なショッピングセンター「アレクサンテリンカトゥ」、ヘルシンキ大聖堂、北エスプラナーディ公園、ポホヨイセスプラナーディなど首都のランドマークを通過し、フィンランド国会議事堂前で終了した。
北エスプラナーディ公園を通過するパレード |
ヘルシンキ大聖堂を通過するパレード |
パレードの終点フィンランド国会議事堂前 |
フィンランド警察官「あなた方はとても良く出来ている!」
北マリーナ・アートセンター公園を通りかかったとき、ある婦人が「生体臓器収奪の停止を」の横断幕を見て、とても驚き、横断幕を持つような姿勢で手のひらを上に向けた。学習者への同情と支持を示すために、彼女は去り際に「 ありがとう! ありがとうございます!」と言った。
「生体臓器収奪の停止を」の横断幕を見て驚く婦人 |
カンピ・ショッピングセンターのあるアレクサンテリンカトゥを通りかかったとき、車道が渋滞していて、一台の車が道の真ん中に止まった。学習者から手渡されたリーフレットを見た彼は、親指を立てて「これはいいことだ!」と言った。
パレードはフィンランドの国会議事堂で終了した。たまたま国会議事堂の前を通りかかった2人の婦人に、学習者は、今日は法輪功反迫害25周年を記念してパレードを行っており、中共が学習者の生体から臓器を収奪していることを伝えた。それを聞いた1人の婦人はあまりのショックに目が涙ぐみ、帰り際に両手を合わせて学習者に感謝の意を表した。
パレードが終わると、交通を整理していた警察官が学習者に、「ありがとう、あなた方はとても良く出来ている!」と声をかけた。
法輪功の反迫害を支持して署名する人々
カンピで法輪功迫害の実態を伝える拠点では、迫害されて死亡した学習者の遺影を見て、多くの人が自ら署名をした。フィンランド人のミッコさんは、「これは中共がやったことで、大きな間違いだ!」と言った。
遠くから遺影を見ていたフィンランド人の女性が署名をした。彼女の娘がオランダに旅行したときに、同じような活動を見たことがあり、法輪功迫害の事実を知っていたという。彼女は「私の娘は(オランダから)帰ってきて、このことを私に話してくれました。これはとても信じられないことで、本当に邪悪で、忌まわしいことです! これを見たとたん、私は署名したいと思いました」と話した。
女性はまた、「中共を終わらせましょう。私は、世界中で中共が好きな人はいないことを知っています。しかし、なぜ中共は法輪功を迫害するのでしょうか」と聞いた。 学習者は迫害の事実を説明した。女性は、中国では現在も多くの子供の臓器移植が行われており、理由もなく失踪する子供が徐々に増えていることから、中国で行われている生体臓器収奪について懸念を示した。
法輪功の反迫害を支持し署名する人々 |
1人の若者は学習者に、「私は生体臓器摘出(収奪)のことを知っていて、中国で行われていることも知っていたが、ここまでひどいとは知りませんでした」と言った。若者は理解できないことがあり、学習者と30分以上にわたり話し合っていた。
ユッシ・ケスキタロさんは、法輪功迫害の停止を呼びかける請願書に署名した。彼は、「中共のやっていることはすべて間違っている。共産主義を終わらせることが絶対に必要です」と語った。
台湾の教師「中国を愛することは、中共を愛しているわけではない」
台湾で教師をしている邱さんは、夏休みを利用してヨーロッパを訪れた。黄色いTシャツに身を包んだ学習者たちを見て、彼女は学習者に駆け寄り、「台湾にはたくさんの法輪功学習者がいます。私は彼らの遭遇に同情し、彼らを支持しています」と言った。
「中共の台湾に対する浸透が非常にひどいです。教師として心配しているのは、台湾を守らなければならないということです。私たちは台湾を守りたい。私たち台湾人は努力しています。私たちは第二の香港になりたくないのです。私たちは中国を愛し、中国文化を愛し、中共を愛しているのではありません」と語った。そして、邱さんは、学習者の活動を支持し署名をした。
「このようなイベントを世界中でもっと増やす必要がある」
80歳のマッティさんが通りかかり、ある学習者は横にいた学習者を指差し、彼女自身が迫害を受けた経験があるが、常に「真・善・忍」の理念を堅持し、平和的に現在起きていることを人々に伝えていると説明した。「 真・善・忍」と聞いたマッティさんは、すぐに「そうそう、これです! これはとても良いです。私は神を信じていますが、残念ながら、今の人たちは神の存在を信じていません。これは間違っています。私たちは希望を持たなければなりません。あなたたちがうらやましい、私の考え方はあなたたちと同じく、世界中にこのような活動をもっと増やす必要があります。どんな小さなことも助けになります」と話した。
現在ヘルシンキに住んでいるナイジェリア出身の女性は、中共の法輪功迫害の実態を聞き、「私は普段から署名しませんが、これには必ず署名します。どうして他人の最も基本的な権利を奪うことができるのですか?」と言った。