越境連行された山東省の呉佳健さん 懲役6年の不当判決
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 【明慧日本2024年8月10日】山東省莱西市の法輪功学習者・呉佳健さんは法輪功迫害の実態を伝えたとして2020年11月、河南省洛陽市の国内安全保衛部門(以下、国保)の警察により越境逮捕された。呉さんは2021年4月25日に洛陽市の地元裁判所に送致され、その後、消息を絶った。最近になって、呉さんが懲役6年の不当判決を受けたことが判明された。呉さんの母親は娘の境遇に大きなショックを受け、2022年初頭に悲憤の中で亡くなり、最期に娘と会うことができなかった。

 呉さんはモンゴル族で、1984年2月10日に生まれた。呉さんと家族は元々遼寧省阜新市に住んでおり、両親は1996年に法輪功の修煉を始め、心身ともに恩恵を受け、小学生だった呉さんも法輪功の素晴らしさを知るようになった。

 1999年7月に中共が法輪功を迫害し始めた後、呉佳健さんの一家は法輪功の修煉を続けたために中共の人員らから頻繁に嫌がらせを受けた。警官らはよく、当時15歳だった呉さんの学校を訪れ、両親の居場所を追及した。2000年末、両親は地元の警官により逮捕・拘留・脅迫され、一家は故郷を離れることを余儀なくされた。成績が優秀だった呉さんんも退学を余儀なくされ、進学の機会を失った。一家は流浪し、数々の苦難と試練を経て、最終的に山東省青島市莱西市姜山鎮に住み着いた。

 明慧ネットによると、河南省洛陽市の警察は2019年12月から2022年3月までの間に、越境して20人以上の学習者を逮捕し、インターネットで法輪功について伝えたとしてこれらの学習者に重刑を科した。呉佳健さんもその一人だった。

 2020年11月7日の夜18時、身分証明書の確認を名目にして自宅に押し入った7人の警官らは呉さんを連行した。そのうち4人は姜山鎮李権荘派出所の警察で、3人の私服警察は河南省洛陽市の国保の警官だった。警官らは何の証拠も示さず、呉さんに派出所に行って状況を確認するよう求めた。当時、呉さんは寝間着しか着ておらず、警官らは彼女に靴下も履かせず連行した。

 その夜、家族が2回にわたって李権荘派出所に呉佳健さんの解放を求めに行ったが、警察は呉佳健さんがすでに連れて行かれ、どこに行ったか分からないと言った。翌朝8時、家族は再び派出所に行ったが、派出所の指導員は呉さんが河南省洛陽市の国保に連れて行かれたと答えた。

 洛陽市の警官らは呉さんを洛陽市留置場に不当に拘禁し、呉さんがWeChat(ウィーチャットを通じて迫害事実に関するビデオを転送したとして、洛陽市澗西区検察院に案件が提出された。2021年4月25日、涧西区検察院の武江洋検察官は呉さんを澗西区裁判所に送った。その後、呉さんは消息を絶った。2023年まで、呉さんが6年間の不当判決を受けたことが家族に知らされた。

 呉さんの母親・宋婧舒さんは娘の突然の逮捕と長期間の消息不明(留置場での面会拒否)を心配し、健康状態が悪くなり、2022年正月初めに悲憤の中で亡くなり、最期に娘と会うことができなかった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/4/480461.html)
 
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