豪州の学者「法輪功保護の立法は非常に重要な意義を持つ」
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 【明慧日本2024年8月10日】(豪州=明慧記者・李正)米国下院は6月25日、「法輪功保護法案」を全会一致で可決した。続いて7月31日、マルコ・ルビオ米上院議員が上院に『法輪功保護法案』を提出。上院で可決された後、米国大統領の承認を得て成立となる。同法案は、中国共産党(以下、中共)が法輪功学習者(以下、学習者)の生体から臓器を収奪することを阻止し、臓器収奪に関与した者に制裁を科し、中共による法輪功への迫害を直ちに停止するよう要求するものである。

 オーストラリアでは7月3日、連邦議会議員アンドリュー・ウォレス氏が、中共による法輪功迫害を停止することに関する動議(私案)をオーストラリア下院に提出した。この動議は、今年8月12日に議会が再開する際に審議される予定である。上院でも同様の動議が検討されている。

 この議案について、オーストラリアのシドニー工科大学(UTS)教授で中国研究者の馮崇義博士は、明慧の取材に対し、「米国が自由世界のリーダーとしての責任を負い、言論や道徳の非難を法的制裁にまで高めることに率先して取り組み、それがオーストラリアなど志を同じくする民主主義国から積極的な反応を得たことは大きな意義があり、本当に心強い。 心強いことです」と述べた。

 「法輪功を保護する立法は、自由世界と民主国家の政府と国民が、中共政権の邪悪な本質に対して新たなレベルの認識と覚醒に達したことを反映しています。中共政権の支配下で苦しめられているあらゆる民族の人々が、人権と民主の大義のために正義を貫き、偉大な勝利のために闘い続けることを鼓舞しています」と、馮博士は語った。

 馮博士は、法輪功を保護する法律の重要性を3つの論拠で説明した。

 「第一に、このような立法は、法輪功学習者の25年にわたる不屈の抵抗と、絶え間なく迫害真実を伝え続ける法輪功学習者に対する最も強く肯定し、支持することになります」

 「第二に、このような立法は、中国で今も苦しんでいる数百万の法輪功学習者に正義を高揚させ、効果的な支援と保護を提供することができます」

 「第三に、このような立法は、中共の暴政に反抗し、人権と民主主義を追求する法輪功学習者やその他の中共政権の被害者に大きな励ましをもたらします」

'图:中国问题研究学者冯崇义博士在今年悉尼举行七·二零反迫害25周年集会上发言'

シドニーで行われた「7.20反迫害25周年集会」で発言する中国問題研究学者・馮崇義博士

 
 立法は不屈の抗争と迫害事実を伝えることに対して最も力強い肯定と支持になる

 法輪功の保護に関する立法について、馮博士は次のように強調した。「このような立法は、法輪功学習者が25年にわたり困難にも負けずに抗争し、迫害の事実を伝え続けてきたことに対する最も力強い肯定と支持を示しています。1999年以来、中共政権による全面的な弾圧という突然の災難に直面し、多くの法輪功学習者は恐れずに立ち上がり、多様な方法、特に明慧ネット、大紀元時報、新唐人テレビなどのメディアを通じて、世界中で迫害事実を語り続けてきました。彼らはあまりにも多くの誤解と抵抗に苦しんできました。この誤解と抵抗は、一方では、中共政権の長年にわたる虚偽的な宣伝によるものであり、他方では、中共政権の利益の誘惑によるものです。アメリカ、オーストラリアなどの民主国家が、法輪功学習者を迫害する中共官員やその他の人々を法律で制裁し、法輪功学習者が長年にわたって明らかにした事実を、国家法によって受け入れ、認めるものです」

 立法は中国で苦しんでいる法輪功学習者に有効な支援と保護を提供

 法輪功の保護に関する立法について、馮博士はさらに次のように強調した。「このような立法は、今なお中国で苦しんでいる数百万の法輪功学習者に正義を高揚させ、有効な支援と保護を提供します。法輪功保護法が確立した制裁措置は、中共高官や関連の人々が法輪功学習者に対する迫害を無謀に続けることを抑止する力を持っています」

 「法輪功は中国の伝統文化、特に仏教の伝統に基づいた修煉法です。これは内面と外面を組み合わせた、心性と身体を同時に修める功法であり、外面的には健康を強化する気功であり、内面的には真・善・忍の原理に基づいた心性修煉(精神的修煉)です。この功法は人間の心身の健康を改善する功法であり、人々の身体健康に役立つだけでなく、共産主義イデオロギーが崩壊した後の中国社会における道徳再建にも非常に役立ちます」

 馮博士は、中国社会の道徳的再建につながるこの伝統的な功法が、かえって中共政権と構造的に対立となるという。 その理由は「中共政権は全体主義政権であり、 文化大革命が終わった後、中共政権は緩み、衰退して全体主義体制へと悪化しました。つまり、全体主義の枠組みの中にいくつかの隙間が生まれ、それによって中国伝統文化の復興や外来文化の普及が社会的に一定の空間を得ることができるようになったのです。この限られた空間の中で法輪功が出現し、数千万人が学習するまでに急成長したのです」と感慨深げに言った。

 馮博士はさらに、次のように語った。「全体主義政権である中共の専制政治は、彼らの直接の支配下にない対等にふるまう信仰団体、反体制勢力、社会団体に対して本質的に容認できないのです。 しかも、法輪功の真・善・忍の理念は、中共政権と水と油のようです。中共が生存と発展のために頼りにしている本領は暴力と嘘であり、権力を掌握し強化するために無制限な暴力に頼り、罪を覆い隠し、信用を得て、世界を欺くために恥知らずな嘘に頼っています」

 「法輪功は『真』を求めることを第一義とし、実際の行動においても、労を惜しまず、困難を恐れず、代償を考えずに『真』を追求し、真実を明らかにしています。一方で、中共は自らの大嘘を維持するために、法輪功を徹底的に抹殺しようとしています。法輪功は慈悲を持ち、善行を積み、困難な状況を助けることを提唱していますが、これは本来、家を襲い、殺人や放火で権力を奪取し、専制腐敗と悪行の限りを尽くしている中共政権にとっては、当然受け入れがたいのです」

 「中共政権による法輪功への狂信的な迫害は、すでに25年にわたって続いており、数百万の法輪功学習者が失業、失学、違法拘禁、監禁、家族の破壊、拷問による死など様々な苦難を経験しています。特に残酷なのは、一部の法輪功学員が生きたまま臓器が強奪されているのです。中共政権が法輪功学習者に対して犯したこれらの非人道な罪に対し、国際社会のいくつかの民主国家の議会は、長年にわたり一連の決議や声明を通じて強く非難しています」

 立法は人権と民主主義を追求する全ての中共政権の被害者に大きな励ましとなる

 馮博士は最後に、法輪功保護に関する立法が、中共の暴政に反抗し、人権と民主主義を追求する法輪功学習者やその他の中共政権の被害者に大きな励ましをもたらすと強調した。「法輪功学習者は、信仰の自由を守るために示した大いなる知恵と勇気、そして長年にわたる抗争によって、法輪功が体現する中国の伝統と人権と民主主義の普遍的価値を緊密に結びつけました。まさにこの意味で、法輪功は実質的に中国で中共の暴政に立ち向かう最大の民間団体となっています。法輪功の保護を定めた立法は、自由な世界と民主主義国家の政府および国民が中共政権の邪悪な本質を認識し覚醒する新たなレベルに達したことを示しており、中共政権の支配下で苦しむ各民族の人々が意志を固め、引き続き戦い、人権と民主主義の勝利を目指すように鼓舞しています」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/6/480534.html)
 
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