山東省沂南県の王洪梅さんに不当判決5年
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 【明慧日本2024年8月13日】山東省臨沂市沂南県(りんぎし ぎなんけん)の法輪功学習者・王洪梅さんが、2023年10月24日に路上で私服警察により連行され、その後、秘密裏に臨沂市留置場に不当に拘禁された。今年8月初めに得た情報によると、王さんは沂南県裁判所で5年の実刑を宣告され、約半月前に済南女子刑務所に送られた。

 王さんは今年57歳、元沂南県化肥工場の職員だった。王さんの夫は早くに亡くなり、幼い息子と2人きりで生活をしていた。1999年以前、法輪大法が沂南県に伝わり、王さんは法輪大法を修煉し始めた。それ以来、王さんの心身に大きな変化があり、健康を取り戻すとともに、夫の早世(訳注:そうせい。若死に)による悲しみや抑うつからも立ち直った。

 2023年10月24日、王さんは路上で突然、私服警察官の閆暁宇(えん ぎょうう)に連行された。その閆暁宇と沂南県公安局国内安全保衛部門大隊(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)隊長の国靖、および磚埠鎮派出所の警察が共謀し、2台の車と20人以上を動員して王さんの家を家宅捜索し、大法の書籍や師父の写真などの私物を没収した。王さんのもう一つの住居も同日、警察により家宅捜索され、大量の法輪功迫害を暴露する資料や書籍が没収された。その後、王さんは沂南県留置場に連行され、15日間、拘留された。

 2023年11月9日、王さんの拘禁が終了する日なので家族が迎えに行ったが、王さんは秘密裏に臨沂市留置場に移送されていた。

 そして、今年4月1日前後に、王さんは沂南県裁判所で不当な裁判が行われた。

 今年8月初めに得た情報によると、王さんは沂南県裁判所で5年の実刑を宣告され、約半月前に済南女子刑務所に送られていた。

 それ以前、王さんは法輪功の修煉を続けていたために、留置場、洗脳班労働教養所で迫害を受けた。以下は、王さんが受けた迫害の簡単な概要である。

 一、北京で自ら冤罪を訴え、法輪功を学ぶことを放棄しなかったため、不当に拘留される

 1999年7月20日、中国共産党が法輪功に対する狂気的な迫害を開始した後、王さんは北京に行き、法輪功のために冤罪を訴えたが、沂南県公安局政治保安課(訳注:反政府活動を取り締まる部署)の警官に拘留された。その後、王さんは強制的に職を失い、経済的な収入がなくなった。王さんは幼い息子を抱えて生活困難に陥り、心優しい弟の支援によって、しばらくの間、困難な時期を乗り越えることができた。子供が少し成長した後、王さんは弟にこれ以上負担をかけたくないと考え、地元でいくつかの臨時の仕事をしながら、かろうじて生活を維持した。

  二、3年間労働教養され、山東省第一女子労教所で迫害される

 2008年11月19日、沂南県の「610弁公室」と国保が依汶鎮随家店村で大規模な連行事件を引き起こした。王さんも巻き込まれ、2009年1月17日、警察により自宅から連行され、拘留された。その後、王さんは臨沂市の洗脳班に連行され、拘禁された。

 臨沂市の洗脳班で王さんは、精神的および肉体的に二重の拷問を受けた。その後、3年間の労働教養を強いられ、山東省第一女子労教所に拘禁され、そこでもさらに迫害を受けた。労働教養所では、王さんは刑務官からの電気ショックや睡眠剥奪など、様々な拷問を受けた。

 労働教養所から帰宅後、王さんはしばしば国保の監視と嫌がらせを受けている。王さんは故郷の沂南県磚埠鎮東岳荘村に戻り、親戚の助けを借りて夜勤の仕事を見つけ、子供と2人で苦しい生活を送っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/8/480608.html)
 
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