吉林省濃安県の法輪功学習者3人に重刑を宣告
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 【明慧日本2024年9月13日】吉林省長春市農安県の法輪功学習者・蘇秀福さん(以下、学習者)、徐亜芬さん、尹桂英さんの3人は、2022年8月に警官に連行て拘禁されて以来、外部との連絡が取れなくなっていた。最近、3人の学習者が德惠市裁判所で不当判決を言い渡されたことが判明した。蘇さんは懲役13年、徐さんと尹さんは、それぞれ懲役12年を宣告された。徐さんと尹さんは8月14日に吉林省女子刑務所に送られ、迫害を受け続けている。徐さんは現在、第八監獄区に拘禁されている。

 2022年8月24日正午、長春市農安県合隆鎮の鑫海明珠小区で、学習者・蘇さん、徐さん、尹さんが長春市公安局と農安県公安局および合隆派出所の警官らによって不当に逮捕された。警官らは2箱分の物品を押収した。そして、警官らは学習者3人を半年以上尾行していたという。また、警官は同時に徐さんの家を家宅捜索し、大法の書籍、師父の法像、パソコンを押収した。さらに、蘇さんの家では子供のパソコンも持ち去られた。

 徐さん、蘇さん、尹さんは長春市第二留置場に拘禁され(8月28日にPCR検査を受け、14日間隔離された)。その後、徐さんは14日後の9月7日に逮捕された。

 弁護士と家族が長春市司法局に向かったが、司法局は案件の記録を残すことを拒否し、彼らは管轄外だと主張した。農安国保大隊に出向いても、担当者は不在で面会できなかった。最終的に、案件は德惠裁判所が担当していると言われ、德惠裁判所に行くよう指示された。このように、中共当局は互いに責任転嫁をし、弁護士は面会することができなかった。

 蘇さんが多年にわたり受けた迫害の概要

 蘇秀福さん(59歳男性)は、かつて農安県合隆鎮供電所の正職員だったが、真・善・忍の信仰を堅持したとして、中共による度重なる嫌がらせ、連行、拘禁などの迫害を受け、職場からも解雇された。

 2002年10月26日夜9時過ぎ、長春市正陽派出所の10数人の警官が鉄の棒を使って蘇秀福さん宅の防犯ドアを強引にこじ開け、蘇さんを手錠で拘束し、殴る蹴るの暴行を加えた。蘇さんの13歳の娘が止めに入ると、悪辣な警官は「もう一言でも発したらお前を殴るぞ」と脅した。蘇さんは警官に連行され、緑園支局で両手を背後で縛られ、吊るし上げられるなどの拷問を受けた。その後、蘇さんは労働教養1年を科された。

 2007年、蘇さんは警官に連行されそうになった際、機転を利かせて逃れたが、それ以降、ずっと身を隠し、数年間にわたり警察の執拗な捜索を受けた。

 2012年10月、蘇さんは郭家店で警官に連行された。2013年10月11日、農安裁判所は蘇秀福さんを含む8人の学習者に対して不当な裁判を行い、同年10月31日に8人全員に対し懲役7年~12年の判決を下した。そのうち、蘇さんには懲役7年が言い渡された。8人は控訴したが、2014年4月9日、長春市中級裁判所は原審維持を宣告した。蘇さんたちは公主嶺刑務所に送られ、迫害を受け続けた。

 2022年8月24日正午、蘇さんは、徐さん、尹さんと共に農安県合隆鎮の鑫海明珠小区で、長春市公安局、農安県公安局、合隆派出所の警官らによって連行された。その後、德惠市裁判所により懲役13年を宣告された。現在、蘇さんは依然として農安県留置場に拘禁されている。

 徐亜芬さんが多年にわたり受けた迫害の概要 

 農安県合隆鎮在住の徐亜芬さん(年齢不詳の女性)は、真善忍の信仰を堅持したとして、中共により度重なる連行、拘禁迫害を受けてきた。

 2000年10月~11月頃、徐さんは法輪功のために北京へ陳情に行ったことで連行され、その後、労働教養を科され、長春の黒嘴子労働教養所に送られ迫害を受けた。

 2007年5月27日の夜、付成さんと徐亜芬さん夫妻を含む複数の合隆鎮の学習者が、法輪功迫害の真相を伝える横断幕を作成したとして警官により連行された。徐さんは不当に拘禁され、同年9月に帰宅した。2007年11月2日、付成さんは農安県裁判所により懲役4年を宣告され、2008年3月に懲役7年に増刑された。その後、四平刑務所(一説には公主嶺監獄)に送られ、2014年5月まで拘禁されていた。

 2011年9月13日午後5時過ぎ、徐さんは自宅に押し入った合隆鎮派出所の警官に連行され、家宅捜索を受けた。合隆鎮派出所で、徐さんは所長・朱立を含む警官らにより一晩中、交代で拷問を受け、2度も気絶した。9月15日、徐さんは留置場に移送されたが、20日後も自力で体を動かすことができなかった。その後、地元の裁判所で懲役4年を宣告され、吉林省女子刑務所に送られて迫害された。この時、徐さんの夫・付成さんはすでに四平監獄で約5年間、拘禁されていた。徐さんと付さんの唯一の娘は結婚したばかりで、結婚式の光景は非常に痛ましいものだった。徐さんの母親は骨癌を患っており、娘としてそばにいて世話をすることもできなかった。四平監獄での冤罪は2015年5月に終了した。

 2022年8月24日正午、徐さんは尹桂英さん、蘇秀福さんと共に農安県合隆鎮の鑫海明珠小区で、長春市公安局、農安県公安局、合隆派出所の警官らによって連行された。警官らは半年以上も彼らを尾行していたという。9月7日、徐さんは逮捕され、その後、德惠市裁判所により不当に懲役12年を宣告された。

 尹桂英さんが受けた迫害の概要

 尹桂英さん(70歳以上の女性)は、2022年8月24日正午、徐亜芬さん、蘇秀福さんと共に農安県合隆鎮の鑫海明珠小区で、長春市公安局、農安県公安局、合隆派出所の警官らに連行され、長春市第二留置場に拘禁された。その後、德惠市裁判所から懲役12年を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 (編集責任者:顧源)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/9/481955.html)
 
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