【明慧日本2024年9月21日】(前文に続く)
3、法輪功を学んで新たな人生を得た徐万香さん 再び連行される
山東省濰坊市にある昌邑市に住む徐万香さん(60代)は、真・善・忍の信念を貫いたとして、度々中共の関係者による迫害を受けた。最近、今年8月19日の午後5時ごろ、徐さんは昌邑市石埠鎮で不明の人物により連行されたことがわかった。家族は昌邑市国保の関係者に尋ねたところ、徐さんはすでに濰坊市留置場に拘束されたという。
徐さんは息子が6歳のとき、一人の息子と一人の娘を残し、夫が亡くなった。当時、徐さんは泣き暮らし、失明してしまい、健康も崩れ、頭痛、歯痛、乳腺症、胃痛、腰痛など多くの病に悩まされた。徐さんは2人の子供の面倒を見ることができなくなったため、娘はやむを得ず退学し働き始め、家計を支えた。その上、母親の治療費を捻出し、弟の面倒も見なければならなかった。一家の重荷はすべて娘の肩にかかり、親戚や近所の人たちも同情の涙を流した。
2007年、徐さんは幸運にも法輪功と出会い、学び始めて間もなくして視力が回復した。次第に全身の病が治り、家族は苦しい状況から抜け出し、生活に活力を取り戻した。
2018年6月9日、中共は青島市で「世界国際組織フォーラムサミット」を開催した。このサミットに先立ち、2018年4月から5月にかけて、当局は濰坊市で156人の学習者を連行した。その中に徐さんも含まれていた。そして2019年1月18日、坊子区裁判所で裁判を受け、懲役1年1カ月の実刑判決を言い渡された。
2020年2月23日の夜、学習者・孫永芹さんと徐さんは、法輪功迫害の実態を広めたとして、警官に連行された。夜の11時、昌邑市国保の警官7人が2台の警察車両を使い、警棒を持ち、深夜1時まで2人の自宅を捜索した。さらに、二人の家族にそれぞれ1万元の現金を要求した。同年10月10日まで、昌邑市国保の警官らは徐さんと孫さんの家に行き、嫌がらせを働いた。
4、13年間拘禁された張淑霞さん 再び連行される
遼寧省鉄嶺市の学習者・張淑霞さん(61)は今年7月12日、野菜市場で買い物中に、清河区紅旗派出所の警官らにより連行され、現在も鉄嶺市留置場に拘禁されている。張さんは法輪功を学んでいるという理由で、これまでに中共の関係者によって労働教養、実刑判決を言い渡され、計13年間も拘禁されていた。
張さんは1996年に法輪功を学び始めてから、長年苦しんでいた神経衰弱や婦人病が回復した。張さんは真・善・忍の教えに従って、常に他人のことを考え、家族や職場、近所の人々から信頼されている。しかし、1999年7月から中共による法輪功への大規模な弾圧が始まり、張さんは法輪功を続け、真・善・忍の信念を貫いたため、残酷な迫害を受けた。数回にわたり労働教養所や、刑務所に拘禁され、計で13年間冤罪に苦しみ、拷問を受けた。
情報筋によると、今回、張さんが連行された理由は、張さんが自分を迫害してきた警官らを告訴したことにあるとされている。張さんは法律に基づいて、これまでに自分を迫害してきた関係者の違法行為を告発したが、期待していた結果にならず、報復の対象となった。
5、大学生の謝暁婷さん 約15時間不当拘束される
広東薬科大学中山キャンパスに通う大学生の謝暁婷さんは6月4日、宿舎から食堂あるいは図書館へ向かう際、宿舎の管理者数人と2人の常駐警官に尾行されており、6月5日も同様の状況が続いた。
6月6日の午前10時頃、学校の党書記である李楠が蔡敬華職員に、授業中の謝暁婷さんを呼び出すよう指示した。謝暁婷さんと話をしたいという。謝暁婷さんはオフィスに行き、会話が始まってから10分も経たないうちに、10数人がビデオカメラ数台を持って突然入ってきた。彼らは「召喚状」を示し、そこには「拒否した場合は強制的に連行する」と明記されていた。
謝暁婷さんは強制的に車に押し込まれた。移動中、法輪功について彼らに説明した。中山市五桂山公安支局に到着した際、謝暁婷さんは車から降りることを拒否したため、数人の警官に手錠をかけられ、公安支局に連行された。警察は尋問を行い、虚偽の調書を作成した。約15時間後、謝暁婷さんは学校に戻った。
6月7日、宿舎管理者は引き続き向かい側の建物で謝暁婷さんを監視していた。謝暁婷さんは、「あなた達がこのようにしている理由を知っています。私の父が法輪功を修煉しており、連行されて拘束されているからです。これらはすべて冤罪です。私も法輪功を修煉しているために、あなたは私を監視しているのです」と監視者に伝えた。
謝暁婷さんの父親・謝育軍さん(56)は法輪功を学んでいるとして、現在、興寧市留置場に拘禁されている。
8月11日、謝暁婷さんは中山市公安局、中山市五桂山公安支局、石鼓派出所宛に「押収された物品解除申請書」(国家新聞出版総署令第50号を添付)を送付した。
6、湖北省の何艶さん 法的権利行使中に嫌がらせを受ける
昨年3月に不当に拘束された後、武漢市の学習者・何艶さんは中共の関係者により常に監視されている。外出する際には、不審な車両に尾行され、住宅地の道路脇には不審な監視車両が停車していることがあり、同じマンション内でも監視している住民がいることに気づいた。
今年8月22日の午前8時過ぎ、何さんは法的権利を行使し、「刑事告訴状」などの法律文書を関連部門に郵送した。これにより、東西湖区呉家山派出所の副所長・王瓊の刑事犯罪行為を告発し、関係機関に対して王瓊の刑事責任を追及するよう求めた。また、不当に押収された個人の合法財産の返還と、実施されている監視措置の解除を求めた。
同日の午前10時過ぎ、何さんが書類の郵送を終え自宅に戻った約20分後、コミュニティの関係者と警官らは家にやってきて、ドアをノックして嫌がらせを働いた。
2022年12月1日、何さんは同市東西湖区の警官により「邪教を利用して社会を害した」という名目で15日間拘束されることになったが、新型コロナ感染症が拡大中のために実施されなかった(訳注:中国の法律では法輪功が邪教であるとは言っておらず、江沢民による誹謗中傷である)。2023年3月、何さんは15日間拘束された。その時、警官は家宅捜索を行い、何さんが新しく購入したパソコンを押収した。
(完)