【明慧日本2024年9月28日】「あなたのように勤勉で、思いやりがあり、他人を助けることに身を捧げる人々に出会うことは非常に難しいので、本当に感動しました」。そう語るのは、ルーマニアのシナイヤに住む64歳の男性ヴァレリウさん。
ヴァレリウさんは、9月7日と8日の週末に法輪功(法輪大法としても知られる)への支持を明らかにした多くの通行人の一人だった。ルーマニアの観光シーズンの終盤、ルーマニアの学習者たちは法輪功を人々に紹介し、中国共産党(以下、中共)による法輪功の迫害について知ってもらう活動を企画した。
9月7日土曜日、学習者たちは2つの活動拠点を企画した。1つは山岳リゾートの町シナイアで、もう1つは山岳都市ブラショフで行われた。日曜日には、海辺の町コンスタンツァの美術館にブースと横断幕を設置した。多くの通行人が、「真・善・忍」の原則に基づく法輪功の道徳的教えと、中共からの大きな圧力を受けながらも信念を貫き通す中国の学習者の忍耐力に感心したと語った。
9月7日、シナイヤでのイベント中に法輪功の煉功を学ぶ人々
シナイアで法輪功を紹介
9月8日にコンスタンツァでチラシを配布
9月8日、コンスタンツァのポピュラーアート美術館で法輪功の説明会を開催
シナイアでの法輪功を紹介
学習者たちは多くの通行人に法輪功を紹介し、五つの煉功動作と「真・善・忍」の原則について話した。これらの価値観は多くの人々の共感を呼んだ。
ヴァレリウさんは、シナイヤの学習者から、さらに法輪功への迫害の真実を知った。これらの価値観に従う学習者たちを支持し称賛した。学習者たちと交流しているとき、彼は彼らの優しさを感じた。「私はあなたたちを祝福し、深い尊敬の念を抱いています。あなたたちは世界の人々がより良くなることを助けています。私はあなたとの対話で優しさを感じます。なぜならあなたたちは攻撃的ではなく、何かを押し付け何かを求めようとせず、ただ与えているからです。これらは私が愛とともに受け取る本当の贈り物であり、私はあなたたちの行いを祝福します」
ヴァレリウさんは学習者たちの優しい態度に感銘を受ける
中国では、これらの善い価値観に従っている学習者が迫害されていると聞くと、彼は心からの励ましを伝え、彼らが自分たちの道を歩み続けることを希望した。「皆さん(学習者)は、自分たちの道、自分たちの価値観、自分たちの魂を信じて貫抜いて下さい。魂は皆さんを裏切ることはありません。抑圧に関係なく、真実を明らかにし続けてださい。なぜなら、皆さんは実際にポジティブな力を生み出しているからです。それが私たちを向上させる唯一の形なのです。抑圧されればされるほど、挑戦されればされるほど、より強く良くなっていきます」、「屈服せず、あきらめないで下さい」と語った。
ブラショフでは、ヴィクトル・チュボタルさんも同様の感想を述べた。彼は元武術家で、法輪功の煉功に興味をそそられたという。彼は、法輪功の教えは人間の存在の根幹であると語った。「私は、世界の人々が『真・善・忍』でなければならないと信じています。そうでなければ、私たちはより高い意識レベルで生きる事が出来ないからです。これら(法輪功)を実践すれば、もちろん私たちの意識に変化がもたらされ、より多くの価値をもたらすことでしょう」
また、ビクターさんは、「(法輪功の修煉)は、私たちをより良くしてくれる」と信じており、精神を向上させることがいかに人を助けるかについての自身の認識も共有した。「善のエネルギーは全世界を支配するべきエネルギーであり、私たちは人間の本性が何なのかを見極めるべきです。暴力は争いや憎しみは、現実に対する不満にほかなりません。それは世界の自然なあり方ではなく、私たちはお互いに寛容、思いやり、愛を求め、お互いにとってより良くありたいと願っています。人間としてできる限りの優しさ、寛容、支援を与えることが出来ると思います。私たちルーマニア人もこの信念を実践したために中国で迫害されている人々に関心を持ち、援助の手を差し伸べたいと考えていることに、私はとても嬉しく思います」と語った。
中共は法輪功を迫害することで、実は全人類を迫害している
他にも多くの通行人が、中共による罪のない国民への迫害の不当さに気づき、中国の学習者への同情を示した。
公務員のマリウスさん(39歳)は、法輪功の学習者は正義の信者と全く同じ態度を持ち、歴史に残る正義の信者と同様に、粘り強く努力すれば成功すると語った。また、法輪功を迫害するということが、実は全人類を迫害しているという事実に言及した。
「中国共産党は基本的に、我々の道徳的、民主主義的価値観、さらには宇宙の価値観を迫害している。なぜなら我々はこうした道徳に基づいて地球上で生きているからだ。もし我々が常に管理されていたら、我々は基本的にロボット、つまりA地点からB地点へ移動するだけの人間になってしまうだろう」と語った。
法輪功のスタンドの前に立つ公務員マリウスさんとその家族
マリウスさんは、法輪大法の学習者たちの努力は、世界の抑圧的な勢力に対する世界の正義のコミュニティの一部であると考えていると述べた。「止めないでください。これが私のメッセージです。人々は信念を捨てるべきではありません。なぜなら、それは基本的に闇の側面に対する正義の戦いだからです」と彼は語った。
ビクター・チュボタルさんは、中国の状況をさらに強く描写した。「中国で起きていることは明らかに共産主義体制であり、人間の意識に多大な圧力をかけるという原則に基づいています。法輪功は中共による人類に対する精神支配の真実を明らかにしており、中国で起きていることはまったく正常ではありません。人間には移動の自由、良心の自由、思想の自由が与えられなければなりませんが、この権利は制限されるべきではありません」
彼は、中共によって脅かされている良心の自由と思想の自由を積極的に支援するよう求めた。「彼らに粘り強く耐え続けることを望みます。そして、それを聞いた私たちはそれにもっと関与すべきです」と語った。「より多くの知識を得るため、そして道徳的に、精神的にも、(中国の学習者たちに)寄り添い支援すべきです。なぜなら、私たちは彼らが困難な状況を過ごしていると確信しているからです。彼らは神の助けを求めているのです」
ユリア・パウンさんとゲオルギショル・ロザさんはシナイアで迫害の停止を求める嘆願書に署名
法輪功は真理への回帰を表す
ルーマニア人の中には、法輪功の価値観やそれが世界中で広く実践されているという事実に勇気づけられる人もいる。彼らは、これが人々を精神的に自身を向上させ導く方法であると認識しているからだ。
アンドレアさんとペトルツァさんは法輪功の価値観を支持
2児の母であるアンドレアさんは、法輪功が人々の思考にプラスの役割を果たしていると考えている。「世界はますます真実に向かって進んでおり、残念ながら何千年も隠されてきた真実を人々はますます探し求めるようになると思います。できるだけ多くの人が目覚めることを願っています。原則として、私たちは何でも実現できます。ただ意志があり神を信じている限り、できるだけ前向きに考えることが重要です。そうすれば、すべてがポジティブなものになります」と彼女は言った。
ユリアナさんとデイビッドさん「法輪功の理念はとても素晴らしく、それを実践すれば皆を助けることができる」
マリア・キュレアさん(左)は法輪功の「真・善・忍」の理念に共感
シナイアで、12歳の学生ダイアナさんは法輪功とそれが推し進める道徳的な価値観について学んだ。彼女は、これらの道徳的価値観は子供向けのテレビ番組を通じて推し進められるべきだと言った。彼女は友人たちにもこれらの価値観について学んでもらうために、いくつかの情報資料を持って行った。「これらの価値観が広まれば広まるほど、良い子供たちが増えるでしょう」と彼女は言った。