河北省で一家4人が不当連行 母親が迫害に直面
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 【明慧日本2024年10月1日】河北省保定市の法輪功学習者・于士坤さんは今年6月、北京市門頭溝区の警官によって不当に連行され、拘束された。7月17日、于さんは門頭溝区検察院によって不当に逮捕された。現在、于さんは門頭溝留置場に拘留されている。

 于士坤さん一家4人が連行された経緯

 于士坤さんは望都県賈村鎮建安村に住んでおり、連行される前に、息子、娘・劉美麗さん、そして婿の安朝旭さんが次々に警官らに連行された。安朝旭さんと劉美麗さんは現在も拘留されている。

 安さんは保定市清苑県劉村の出身で、北京で働き、賃貸住宅に住んでいた。夫婦は北京市門頭溝区で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布している時に告発された。今年4月25日、門頭溝公安支局大峪派出所の警察が2人の賃貸住宅に押し入り、2人を連行した。

 今年6月11日、地元の賈村鎮派出所の警察が于さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、縁起物のアクセサリー複数個を押収した。翌日、于さんが保定市の息子の家に行った際、十数人の警察が息子の家を家宅捜索し、多くの個人財産を押収した。警察のうち4~5人は母子を制圧してビデオ撮影を行った。その後、警官らは母子を五四派出所に連行し、それぞれを不当に取り調べた。同日の午後7時頃、警官らは于さんを不当に刑事拘留し、北京市に連行した。于さんの息子は釈放された。

 6月13日、警官らは、望んでいたものが見つからなかったため、再び于さんの望都県の家に戻り、家宅捜索を行い、十数年前の週刊誌を見つけ、于さんの夫に白紙にサインさせた。

 警察が于さんの息子の家から押収した物品には、パソコンの本体、携帯電話3台、外付けハードディスク4台、そしていくつかの法律資料やパンフレットが含まれている。その後、1カ月以上の間、于さんの息子は何度も門頭溝支局に物品の返却を求めた。警察は「調査が終わったらすぐに返却する」と言ったが、1カ月経っても「まだ調査中だ」と言い続け、最終的には「手続きを進めている」と言って返却しなかった。于さんの息子はソフトウェア開発のエンジニアであり、今回パソコンの本体が押収されたことで、仕事に大きな影響が出ている。

 法輪功の資料は人々に善を教えるもので、渡すことは完全に合法である。中国国家出版署は2011年に発布した50号令で法輪功書籍の禁令を明確に解除しており、国民が法輪功書籍を所有することは合法である。また、于さんはパソコンの使い方を知らず、家にプリンターもないため、自分で資料を印刷することは不可能である。門頭溝支局の国保警察は利己的な動機で、善良な母親を迫害している。

 情報によると、門頭溝区検察院の蒋涛検察官がこの事件を担当しており、誰かが法輪功を伝える手紙を送ったり、電話をかけたりしたが、それは于さんがやったことだとして非難しているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/11/480715.html)
 
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