【明慧日本2024年10月20日】上海の法輪功学習者・李魏玮玲さんは2021年、携帯電話のウィチャット(WeChat)を使って法輪功迫害の真相を伝えたため、不当に懲役5年の実刑判決を宣告された。長年の迫害により、体に異常が現れ、外で執行されることになったが、厳しく監視され続け、心身のプレッシャーで体調がさらに悪化し、胃がんを患い、2024年8月に無念な思いを晴らせないまま死亡した。
中国共産党(以下、中共)による法輪功への20年以上続く迫害の中で、李玮玲さんは不当に3度審判され、合計17年の不当刑罰を受けた。彼女の姉・李玮紅さん(43歳)は、2003年に迫害されて死亡。彼女の母親・喻培英さんも何度も労働教養や実刑判決を受けて拘禁された。今では90歳を超えているが、家族は李玮玲さんの死を家族に知らせていない。
李玮玲さんは上海長寧区に住み、上海市食品第1店で働いていた。彼女は母親・喻培英さんや、姉・李玮紅さんとともに法輪大法を修煉し、心身共に健康になった。1999年7.20、中共の暴力的な集団が法輪大法を激しく迫害し始めた後も、3人の母娘は法輪大法の修煉と真相伝えを続け、中共から過酷な迫害を受け、非常に大きな苦しみを味わった。
李玮玲さんは北京へ上訴に行った際、精神病院や留置場に監禁され、神経を破壊する薬物を強制的に注射された。2000年12月25日、彼女は上海普陀区の法輪功学習者・戴之颖さんなどとともに、山東省で拡声器を使って真相を伝えていたところ、逮捕された。その後、上海に連行され、留置場に拘禁されて8年間迫害され、上海松江女子留置場に収監された。出所してわずか2年後の2011年3月、彼女はまた上海長寧区の国家保安局の責任者・王珏らによって連行され、再び懲役4年の不当判決を受けた。
2000年10月、彼女の姉・李玮紅さんは浦東新区で真相を伝えていた際に逮捕され、その夜、浦東新区の警察署の2階の小部屋に監禁され、両手を頭上に挙げて壁に手錠でつながれた。彼女はそこから脱出に成功し、やむを得ず逃亡生活を送ったが、2000年末に浙江省温州で連行されて不当判刑を受け、保釈されて上海に戻った。彼女はその後、労働教養2年を宣告され、保釈されて治療を受けたが、2003年4月19日、無念な死を遂げた。
李玮玲さんの母親・喻培英さんも何度も連行されるなどの迫害を受け、労働教養や実刑判決を受けた。李玮玲さんの父親は、繰り返される嫌がらせや脅迫の中で深刻な心不全や糖尿病の合併症を発症し、たびたび病院で緊急治療を受けた。2010年の上海万博の期間中、家族が再び監視されていることを知った父親は再び倒れた。李玮玲さんが家に駆けつけると、父親は震える手で彼女の手を取り「私は怖い。あなたたちにまた何か起こるのが怖い…」と話した。2011年、娘・李玮玲さんが再び連行されたことを知った後、父親も無念な死を遂げた。
李玮玲さん一家が受けた迫害は、中共が25年間にわたり善良な市民を迫害してきた縮図の一つ。李玮玲さん一家が受けた迫害については、明慧ネットの記事「上海の母娘3人が酷い迫害を受け、長女が迫害死」をご覧ください。