法輪功への迫害を知って涙したドイツ人画家
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 【明慧日本2024年11月6日】(ドイツ=明慧記者・德祥)ドイツ人画家のアンドレアス・ヴィスナー氏は、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害を知って、涙が止まらなかった。以前からケムニッツ市内で何度も法輪功学習者(以下、学習者)の活動を見かけていたが、今回は初めて詳しく話を聞いたのだった。ヴィスナー氏は、中共による学習者からの生体臓器収奪を制止する署名をした。

 これは、10月26日に学習者がキケムニッツ市中心のレッドタワー広場で、法輪功について人々に紹介していた時の出来事だった。中共は法輪功に対し、25年間にわたって生体臓器収奪を含めた迫害を続けており、学習者はそれを告発する活動を行っていた。人々は次々と資料を受け取り、学習者から説明を受けて活動を支持し、署名に協力した。

图1:二零二四年十月二十六日,法轮功学员在德国东部萨克森州的肯尼兹(Chemnitz)举办信息日。

ケムニッツ市のレッドタワー広場で行われた活動(10月26日)

 ケムニッツ市は、ドイツのザクセン州においてライプツィヒ市やドレスデン市に次ぐ三番目の大都市である。東ドイツ共産主義統治時代の1953年、この都市は「カール・マルクス・シュタット」に改名された。しかし1990年4月23日に東ドイツと西ドイツが統一される前に市民投票が行われ、元の「ケムニッツ市」という名称が復活した。統一後、この地域には7000以上の企業が進出した。2020年には、ケムニッツ市は2025年の「欧州文化首都」に選ばれた。

图2~3:德国民众期望了解法轮功<span class='voca' kid='62'>真相</span>。

法輪功への迫害について説明を受ける人々

图4~6:了解了真相的人签名声援法轮功学员反迫害。

法輪功への迫害に反対し署名する人々

 「真・善・忍という普遍的な原則は抹殺できない」

 前述のドイツ人画家アンドレアス・ヴィスナー氏は、「中国で何が起きているのか、特に学習者に対する迫害や臓器収奪について理解しました。ドイツではこの件について報道がなされていますが、関心を持つ人は少ないです。もし中共がいつか崩壊したら、私はとても嬉しく思います」と述べた。

 また同氏は、学習者の活動の雰囲気について「とても良くですよ。とても穏やかです」と褒め、「私は黄色が大好きなんです。本当に大好きです」と話した。

 中共は25年間にわたって人々が「真・善・忍(法輪功の基本原則)」を信仰することを許さなかったが、同氏によると、今の人々は自分が何をしているのか分かっていないという。「(中共は)この人類の普遍的な原則を抹殺することはできません。最終的には悪の報いに遭い、罪業は最初に手を染めた者らに注ぎ、ある時点で天地がひっくり返るほどの変化が起き、すべてを引き起こした人らの身に降りかかるのです」

 同氏にとって「真・善・忍」という三つの原則は、「人生において、極めて素晴らしい原則です」。しかし「この世の中で実現するのは非常に難しい時もあります。人々は日常生活でさまざまな問題に直面し、ときにはドイツでも、多くの忍耐や自律、そして自己制御が必要です」

 また同氏は、「真・善・忍」が人類に有益であることに深く共感しており、「もしこの原則を守り続けることができれば、より良く、より自由に生きられるでしょう。そして他者と、違った形で関わりを持つことができます」と語った。

 「誰も自分の臓器を盗まれたくないと思います」

图7:德国青年亚伦(Aaron)希望中国能有所改变。

中国が変わることを望んでいるアーロンさん

 通りかかったドイツ人の青年アーロンさんは、展示物に惹きつけられたという。「彼らが配っている資料は臓器収奪に関する情報で、とても重いテーマです」。そして学習者と交流し始めた。

 「もう一度話を聞いてみて、(学習者は)良いことをしていると感じました」と語ったアーロンさんは、署名用紙の記載を真剣に読み、署名した。

 「人が何かの目的に利用され、例えば、臓器収奪のために利用されるのは、とても悲しいことです。これは本人が自分で決めるべきことであり、人には自分の意思があります。誰も苦しむことを望んでいません」とアーロンさん。「他人には、自分が望むような方法で接するべきです。誰も臓器を奪われたいと思いません」

 「だから私は署名しました。(学習者がしていることは)良いことだと思います。中国のあらゆる面で、確かに変化が必要だと感じます」

 アーロンさんはまた、学習者の活動を見て「本当に心が穏やかになる」と感じており、「中共のやり方は本当にひどい。(中国は)本当に変わるべきだ」

 「人々は平和に暮らしたいと思っており、静かで平穏な生活を望んでいます。互いに助け合い、平和に共存したいのです。実際、誰も血の海を見ることを望んでいません」

 アーロンさんによると、中共はかつての東ドイツを思い起こさせるという。「東ドイツは本当にひどい状況でした」。アーロンさん自身は東ドイツの共産主義統治を経験していないものの、母親は東ドイツで育ったという。「本当にひどい時代でした。人々には本当に自由がなく、まるで閉じ込められているようでした。共産党の規則を守らないと、良くないことが起きていました」

 「(共産党は)人々が本当はやりたくないことをやらせています」とアーロンさん。共産主義が再び広まらないことを望んでいる。「共産主義は本当に悪いものです」

 「真・善・忍はすべての人の原則」

 デルガー夫婦は学習者の活動を見て立ち寄り、学習者と交流した。夫人は中共による学習者からの臓器収奪について「とてもひどい」と述べ、夫もその意見に賛同しているという。夫妻は迫害に反対し、署名した。

 デルガー氏は退職前に労働組合の秘書を務め、夫人はサクソニー州の公務員として働いていた。夫妻は学習者の雰囲気が「心を穏やかにさせる」と感じ、真・善・忍の原則に共感しているという。また、中共が25年間にわたって法輪功の学習を禁止していると聞くと、「理解しがたい」と語った。

 デルガー夫人は「(法輪功の学習を)禁止しているなんて、私には理解できません」と話した。そして法輪功の基本原則である「真・善・忍」について、「すべての人々の原則であるべきです」と述べた。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/29/484451.html
 
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