陝西省の趙崇安さん、張雪雅さん夫妻に不当判決
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 【明慧日本2024年11月14日】陝西省咸陽市の法輪功学習者・張雪雅さん(別名:李雪雅、61歳)と夫の趙崇安さん(65)は今年10月、咸陽市秦都区裁判所からそれぞれ3年9カ月、3年6カ月の不当判決を言い渡された。現在、迫害を受けた趙さんは尿便失禁で、身の回りのことができず、刑務所外の服役になっている状態である。

 趙さん夫妻は2022年8月に迫害を免れるため家を離れたが、乾県公安局に指名手配された。今年4月26日、夫妻は西安市雁塔区の公安警察に連行された。4月27日、張さんは咸陽市秦都区留置場に、趙さんは乾県留置場に送られ拘禁された。

 礼泉県東庄郷馬鈴村二組に住む趙さん夫妻は以前、健康状態が悪く、多くの病気に苦しんでいた。張さんは時々、歩くこともベッドから起き上がることもできなかった。1997年、趙さん夫妻は幸運にも法輪功に出会って学び始めた。その後、夫妻の病気は治り、子供たちも親の言うことを聞くようになった。毎年冬に雪が降ると、夫妻は村から出る道の雪を掃いていた。 通りすがりの人は、法輪功を学ぶ人は良い人だと言った。

 1999年7.20、江沢民グループによって法輪功迫害が始まって以来、趙さん一家は平穏に生活することができなくなった。県公安局、派出所、郷政府、村委員会の人たちから、時には昼間に、時には夜3時に、時には雨の日に、家まで嫌がらせに来ていた。そのため、家族全員は極度のパニック状態に陥り、子供たちはパトカーの音を聞くとおびえていた。

 2001年3月26日(旧暦)、張さんが家にいると、村の幹部がやってきて、「政府はおまえに20日間北牌で 『勉強』させる」と言った。当時の書記・高潮、副書記・陸林と数人の幹部は張さんを騙して北牌旧政府に連れて行った。張さんがそこに着くと、何人かの法輪功学習者がいるのを見て、「これは人身の自由を制限するためだ」と分かった。そこで、法輪功を中傷する文章を読まされ、法輪功を学ばない誓約書を書かされた。政法委員会の副書記・趙利民と主任の羅学凱は毎日、法輪功学習者を強制的に洗脳し、毎日誓約書を書かせ、「書かなければ釈放しない」と脅した。当時は農繁期で、家の小麦を収穫する人がおらず、子供たちがまだ小さいので学校に通っていた。張さんは4カ月余り、洗脳班で迫害を受けた。張さんが家に帰ると、派出所の警官から常に嫌がらせに来ていた。

 2014年2月20日(旧暦)朝、趙さん夫妻は畑仕事をし、10時ごろ、食事を作ろうとし、家に着くと、パトカー1台が近づいてきて、その後ろに十数人の私服警官(礼泉県叱幹派出所の所長、副所長、警官と礼泉県叱幹鎮政府の職員)がいた。彼らは張さんの前に来て、大柄な男が張さんを引っ張ってパトカーに乗せた。張さんは「何ですか」と尋ねたが、誰も答えなかった。この時、ある警官が張さんの胸を息ができないほど押さえつけた。これを見た近所の人たちは、「彼女に何をするんだ?」と警官に怒った。警官らは趙さんの自宅を家宅捜索し、数冊の法輪功関連書籍、法輪功の資料、法輪功の文言が書かれたカードなど、多くの私物を押収した。趙さん夫妻は、叱干派出所に連行された。

 派出所で、所長の趙多放は、張さんが庭にいるとき、趙さんを鉄の椅子に縛り付けて取り調べを行った。所長は張さんを部屋に呼んだが、張さんは従わなかった。そのため張さんは殴られた。午後2時、所長は警官4人に指示し、趙さん夫妻を県公安局に送った。その後、趙さんは県北関留置場に送られ、15日間拘留された。張さんは咸陽市第一人民病院に送られ、強制注射をされた。その後、張さんは咸陽市文林路留置場に送られた。警官は、張さんの息子から張さんの医療費として800元を請求した。

 趙さんが拘禁されている間、張さんの両親は家に訪ねて来た。趙さんが暴行を受けたと聞いた張さんの父親がショックで倒れた。その1年後に亡くなった。

 2018年8月24日、礼泉県公安局の警官4人は、「李陽鍋屋」という食事処で趙さん夫妻の娘・趙碗碗さんを連行し、理由もなく殴った。公安局で、警官4人が交代で娘を尋問し、娘を地面に押し倒して、足で胸を踏んだりした。夜中1時過ぎ、警官は趙さんの息子に電話し、4000元を払えば、すぐに妹を解放すると言った。夜2時すぎ、娘は解放された。娘は9月1日に、咸陽市第一人民病院に入院し、検査で胸水があり、約2キロの胸水を抜かれた。10日間入院で7000元を費やし、治癒していなかったが、帰宅して法輪功を学び、回復した。

 2022年8月17日、趙さん夫妻は乾県で法輪功の実態を人に伝えていたところ、当局が法輪功への誹謗中傷な宣伝を信じた人に通報され、乾県公安局に連行された。警官は夫妻の借家からパソコンなどの私財を押収した。8月18日、乾県公安局の警官は礼泉県公安局、叱干派出所の警官と合同で、礼泉県馬嶺村の趙さんたちの自宅を家宅捜索し、多くの私財を押収した。迫害から免れるため、趙さん夫妻が余儀なく家から離れたが指名手配されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/31/484510.html
 
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