武漢の祝春梅さん 連行され現在不当に安康病院に拘束されている
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 【明慧日本2024年11月15日】武漢市新洲区の法輪功学習者(以下、学習者)の祝春梅さんは、2024年(月日は不明)真実を語り、「法輪大法は素晴らしい」と市民に伝えたため、警官により武漢第一留置場に連行された。彼女の体調のため、現在は不当に安康病院に収容されている。

  十堰市五堰の洗脳班で暴行を受け、労働能力を失った

 学習者の祝春梅さんは、2013年8月26日に十堰市で、張湾区公安分局漢江路派出所の十数人の警官により連行され、翌日に十堰市五堰の洗脳班に秘密裏に拘禁された。洗脳班での間、祝春梅さんは24時間体制で監視され、毎日3~4人に囲まれ洗脳され、いわゆる「五書」を書くように強要された。洗脳には警官の謝軍、610オフィスの夏主任、さらには北京から警官も加わり、祝春梅さんに対して精神的な迫害を行った。

 精神的な洗脳迫害だけでなく、祝春梅さんは身体的な迫害も受けた。彼女は頻繁にベッドのヘッドボードや椅子に手錠で拘束され、暴力を振るわれた。他の人に彼女の苦痛の叫び声が聞こえないようにするため、洗脳班の人員は彼女を2階の閉鎖された部屋に閉じ込め、1日24時間拘束した。

中共酷刑示意图:殴打

中共による拷問のイメージ図:殴打

 十堰の洗脳班で、祝春梅さんは3人の警官から暴行を受け、特に背中を集中的に打たれた。その間、祝春梅さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫び続け、彼らが疲れて暴行をやめるまで続けた。祝春梅さんは心臓を痛め、さらに22本もの歯を失った。残酷な迫害により、彼女の体調は非常に悪化し、ほぼ意識が朦朧とし、病院で検査を受けるまでになった。

 十堰市の警官、検察庁、司法機関による冤罪で6年懲役の実刑判決

 同時に、十堰市張湾区公安分局の警官は、祝春梅さんを陥れるための資料をまとめ、洗脳班に設置したオフィスで繰り返し不当に尋問した。祝春梅さんは洗脳班で1か月にわたる不当拘禁と洗脳迫害を受けた後、2013年9月29日に十堰市留置場に移送され、10月30日に不当に拘禁された。

 2015年3月24日、十堰市張湾区裁判所は祝春梅さんを含む8人の学習者に対して不当に公判を開いた。3人の弁護士が学習者に対して無罪の弁護を行った。

 裁判官による祝春梅さんの状況への対応は、家族の憤りを引き起こした。李弁護士によれば、祝春梅さんは、他の何人かの拘束された学習者のために弁護士を依頼したことで、自身が拘束され、起訴された。公訴人が祝春梅さんを起訴する理由の一つとして、彼女が他の人のために弁護士を依頼したことを挙げた際、弁護士は「弁護士を依頼するのは憲法で定められた権利です。警官は取り調べの際、当事者に『あなたには弁護士を依頼する権利があります』と言っている。これがどうして罪に問われる理由になるのですか? 親戚や友人が弁護士を依頼したことで、どの法律に触れるというのですか?」と反論した。裁判官はこの弁護士の問いかけに対して、何も答えなかった。

 祝春梅さんの弁護士である毛弁護士は、当庭で「私の依頼人である祝春梅さんは暴力的に証言を強要され、暴行を受けて5本の歯が抜け、3本がぐらつきました」と証言し、彼女の傷の様子を証拠として示した。祝春梅さんも法廷で傍聴席にいた警官である高偉を指さし、彼女を打ったのは610弁公室の主任や梁と言う警官、さらにもう1人見知らぬ人物含めた4人だと証言した。裁判官はこれらの明らかな不当行為に対して何の追及も行わず、家族や親族からは怒りの声が上がった。

 祝春梅さんは、十堰市張湾区裁判所によって不当に懲役6年の判決を宣告され、武漢市女子留置場に強制的に送られた。

 武漢市女子刑務所での拷問

 武漢市女子刑務所で、祝春梅さんは2度も後ろ手に手錠をかけられて拷問された。その手錠をかけたままの期間は3日以上続き、耐え難く、心が痛みで押し潰されそうだった。その後、祝春梅さんは心臓の痛みが現れ、ようやく手錠を外された。祝春梅さんは正当な医療を受けることなく、不明な薬物で体を壊され、耳・目・鼻・口・肛門・尿道・目などから出血して、頭全体に血豆ができた。冬には電気ファンで冷風を当てられ、凍るような苦痛を受けたが、夏には水を与えられず、扇風機もなく、窓が閉め切った状態で過ごさなければならず、祝春梅さんは吐き気や下痢に苦しんでいた。彼女は常に食事が足りず、歩くこともできず、階段を上がることもできませんでした。警官は祝春梅さんを一階から八階まで逆さまに引きずって連れて行った。また、警官は祝春梅さんが生活用品を購入することを許さず、彼女が持っていたわずかな生活用品さえも他人に盗まれた。

 さまざまな迫害により、祝春梅さんは非常に高い血圧に見舞われ、左半身が動かなくなり、留置所病院に送られた。しかしそこではさらにひどい迫害を受け、毎日、不明な薬物を投与され、彼女はベッドから起き上がることもできず、完全に動けなくなり、排泄もベッドの上で行うしかなかった。医師は毎日祝春梅さんの血を3~5本の試験管に強制的に採血した。病院では食事も与えられなかった。祝春梅さんは車椅子に乗せられ、救急車で漢陽病院に緊急搬送された。1日で1万元以上の医療費がかかり、すべて祝春梅さんの家族が代わりに支払った。 

 祝春梅さんは、十堰市の洗脳班、留置所、そして刑務所での迫害により、体調がずっと悪化し、労働能力を失った。また、祝春梅さんは迫害によって離婚を余儀なくされた。

 さらに年金が剥奪される

 祝春梅さんが刑務所から帰宅した後、武漢市新洲区社会保障局は彼女の年金の支給を停止した。祝春梅さんの年金は、彼女が刑務所にいる間に家族が借金して、6万5千元を支払って社会保険を購入したものだった。しかしその借金はまだ返済されていないが、年金の支給が停止された。新洲区610オフィス、政法委は社会保障局、邾城街道、清安社区と結託し、祝春梅さんの家族に対し、彼女が署名しなければ給与を支払わないと脅迫したが、祝春梅さんが協力しなかったため、年金は支給されなかった。さらに年金の停止だけでなく、彼女に4万元以上を返還させようとしている。

 今年、祝春梅さんは再び武漢第一留置所に連行された。彼女の体調のため、現在は安康病院に不当に収容されているとのことである。詳細は不明であり、情報を知っている方の補足を望んでいる。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/26/484269.html
 
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