【明慧日本2024年11月19日】山東省煙台市龍口市の法輪功学習者・郭美学さんは2月、市民に法輪功が迫害されている真実を伝えたとして警察に連行され、6月5日に龍口市の裁判所により2年間の不当な刑罰を言い渡された。郭さんはこの判決に対して上訴したが、煙台市中級裁判所により原判決維持とされた。そして、9月4日、郭さんは山東省済南市の男子留置場に移送され、迫害を受けている。
郭美学さん(54)は、龍口市の仁和群青工程株式会社の社員であり、30年以上にわたり真摯に働き、個人的な利益を顧みずに尽力してきた。その誠実な人柄と熱心な仕事ぶりは、上司や同僚からも高く評価されている。郭さんが法輪功学習者であることを皆が知っており、彼について話すときには親指を立てて称賛するという。
しかし、中国共産党は1999年7月に法輪功の迫害を開始し、郭さんは「真・善・忍」の信念を守り続けたため、2007年7月に1年間の不当な労働教養を受け、山東省王村労働教養所で虐待を受けた。明慧ネットの資料によると、2008年1月6日、郭さんは迫害に反対して断食を行い、監獄の七大隊の警察により独房に監禁され、吊るし上げ、長時間の電撃、わずか2両の小さな饅頭しか食事として与えられないなど、残酷な拷問を受けた。
郭美学さんの自宅は龍口市北馬鎮東南村にある。2024年2月28日午前6時30分頃、東南村の中国共産党書記である呂常明や、龍口市公安局政保大隊の警察官郭福兌、および3人の私服警官が郭さんの自宅に押し入り、郭美学さんが海岱鎮工場付近で法輪功に関する迫害の実態を人々に伝えていたことを理由に、彼を連行し、家宅捜索を行った。
その日の午前中、警察は郭さんを北馬派出所に連行し、不法に尋問し、午後には強制的に身体検査を受けさせた後、龍口市の拘置所に移送し、拘禁した。3月8日には龍口市検察院が郭さんを不法に逮捕し、4月15日に龍口市検察院の検察官・呂莎莎が郭さんを龍口市の裁判所に起訴した。6月5日の午後、龍口市裁判所刑事法廷の遅亜囡(ちあなん)裁判官は、証人が出廷せず、重要な証拠も証拠調べが行われず、煙台市公安局政保支隊が提出した「認定意見書」に疑問が呈されているにもかかわらず、不法に開廷して郭さんの裁判を行い、6月末には2年間の不当な刑罰を宣告した。郭さんは即座に上訴したが、8月下旬に煙台中級裁判所の刑事第三法廷の呉国岩(ごこくがん)裁判官により原判決維持とされた。そして、9月4日に郭さんは山東省済南男子留置場に移送され、迫害を受けている。
情報によると、郭さんは拘置所で絶食して迫害に抵抗しており、警察は何度も彼を煙台市北海病院に連行し、強制的に食事を摂らせた。そのため、郭さんの健康状態が懸念されている。