文/河北省の大法弟子
【明慧日本2024年11月21日】
慈悲で偉大な師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
私は、人生が終わりに近づき、すべてを失い、生きる勇気も失ったとき、幸運にも『法輪功』に出会いました。まるで暗い夜の大海で、漂い無力な小舟が灯火を見つけたかのように、私の人生にとって、大きな転機となり、これほど嬉しいことはありませんでした。私はしっかり修めていくと心から決めました。
その一念で
私は学法を通して、修煉は心性を高めることが根本であり、師父の教えに従うことが最も正しいことだと分かりました。修煉を始めて数か月も経たないうちに、地元の責任者から私に指導員になるよう言われました。このことには本当に驚きました。というのも、私は幼い頃から行動も頭の回転も遅く、特に話すことが苦手で、私が何を言いたかったのか相手が分からないこともよくあります。こんな私が、どうして指導員になれるのでしょうか。
私は責任者に「私には無理です。自分自身さえもままならないのに、どうやって他の人を指導できるでしょうか。大事なことに支障をきたすことになってしまうから、絶対にダメです!」と拒否しました。しかし、彼女はこう言いました。「もう拒まないでね、あなたに決めました。他の人は皆んなおじいさんとおばあさんばかりで、あなたが若い方です。皆んなに伝達事項を伝えたり、経文を持ってきたりするのは、あなただけができるのよ」。私は何も言い返せませんでした。
家に帰ってから、じっくりと考えてみると、「これは師父のご按排ではないか? もしそうであれば、務めるべきだ」と決めました。そこで私は「私は大法の中の一つの粒子であり、誰もやらないことなら私がやる。誰もやりたがらないことも私がやる。大法のために必要なことは、私は何でもやる」と一念を発しました。
家を買う
おそらく私のこの無私な一念で、師父は私に智慧を開いてくださいました。法を学ぶとき、法理が次々と現れてきました。そのたびに私は感動し、「本当にそうです! 本当に素晴らしい!」と嬉しくてたまりませんでした。その頃はとても幸せを感じ、困難や試練も楽に乗り越えられました。
一つ例を挙げます。息子と娘の成長につれ、少し大きな家を買おうと思いました。近くに部屋が6部屋ある家が売りに出されていると聞き、見に行きました。その時、私と同じ学法グループの同修が家の庭から出てきて、私に「その家の基礎は半分が柔らかくて、半分が硬いの。まだ新しいけれど、すでにひび割れが入っているわ。我が家のこの二階建ての家を買ったらどう?」と聞きました。私は「冗談じゃない、そんなにお金はないよ」と言うと、彼女は「高くないわ、23万元で売ってあげるわ。電化製品とかもそのままでいいから」と言いました。聞いてみると、私たちが住んでいる家を売ってお金を集めれば、なんとかなるかもしれないと思いました。「じゃあ、いいけど、私たちだけで決めるのはだめ。家に帰って夫と相談してみて、私も夫と話してみて、二人とも同意すれば、決めましょう」と言いました。彼女は「わかったわ」と答えました。
その家は4部屋の二階建てで、自分で建てたもので、とても頑丈で、間取りも良かったです。すぐに双方が同意して、私に「5万元でも10万元でもいいから手付金を払ってね」と言いました。しばらくして、私は自分の家を売って、9万元の手付金を用意しました。同修は「うちの平屋が完成したら引っ越して、あなたに家を渡す」と言いました。夫はとても嬉しそうで、毎日仕事が終わるとその家を一周してから帰ってきました。
しかし、同修の家はなかなか建設が終わらず、彼女はいつも何か問題があったと言っていましたが、私はあまり気にしませんでした。後になって、彼女が約束を反故にしようとしているのを感じました。私は淡々として、「師父の教えに従うべきだ。この家は私のものであれば、私のものになる。私のものでなければ、私のものにはならない。ただし、私からは約束を破ることはしない」と心に決めました。ある日、同修に「電化製品は1万元で加算する」と言われましたが、私は「いいですよ、私は家を買うので、それくらいのことは気にしません」と言いました。数日後、彼女は「姑が義弟と喧嘩して体調を崩したの。姑はもう80歳過ぎたので、いつも『この家で死にたい』と言っている。あなたは気になりませんか?」と言いました。「ああ、どの家でも人は亡くなるものだわ。私たちは修煉者だから、そんなこと気にしないわ。それに、体調が悪くても必ず死ぬわけじゃないでしょう」と私が言うと、彼女は落胆したように見えました。
ついにある日、同修は彼女の甥の嫁に頼んで私を彼女のところに呼びました。同修は頭を下げて何度も「ごめんなさい」と言いました。私は笑顔で「そんなに気にしないで。あなたがこの家を売ると言えば、私は待ってあげる。売らないと言えば、私も早く他の家を見つけないといけません。私の家はもう売ってしまったので、住む場所がないから。あなたたちが家を売ることで悩んで身体を壊してはいけない。私も無理して住むのは安心できないから」と慰めました。すると同修は「あなたは新しい家を買ってください。気に入る家があれば買って、もしなければ、私が責任を取ってこの家をあなたに売るわよ」と言ってくれました。
その後、同修は私に9万元の手付金を返し、さらに千元の利息を渡そうとしましたが、私は利息を受け取りませんでした。実際、私は急いで家を売って手付金を集めたため、1万元安く売ってしまったので、少し損をしました。それでも私は彼女にそのことを言いませんでした。私は修煉者の基準で行い、弁解せず、怨まず、すべて心性を高める良いチャンスだと認識しました。
翌朝、私は自転車で不動産屋に行きました。「私の道は師父が決めてくださる。どこに住むか、どんな人と縁があるか、すべて師父が手配してくださっている。大法弟子の私に、お金を借りることなく、経済的な範囲内に収まる、マンションでも平屋でも構わないが、できればリフォームにあまり手間のかからない、私の修煉に支障をきたさない場所が良い」と思いました。不動産屋さんに最初に紹介してもらった家は気に入りませんでしたが、その隣の家の前に「3部屋の二階建て、20万元」と書かれていました。交渉した結果、15万元でその家を買うことに決まりました。
夫は仕事が忙しかったため、家を売るのも、買うのも、リフォームをするのもすべて私が一人で行いました。リフォームのときも不思議なほど順調でした。また、新しい近所の人たちのことも十分に配慮し、とてもうまく接することができました。偉大な師父がいつも私を見守ってくださり、私を導いてくださるので、本当に幸せです。家を購入する過程で、最初は少しの利益を失ったように見えましたが、師父は私にたくさんのものを与えてくださいました。当時15万元で買った家は、今では100万元以上の価値になり、修煉において「一挙四得」の結果となったのです。
(続く)