【明慧日本2024年11月22日】(河北省=明慧記者)河北省保定市望都県の法輪功学習者・于士坤さん(61)の娘(劉美麗さん)と婿の安朝旭さんは仕事のため北京へ赴いたが、2024年4月25日、北京門頭溝大峪派出所の警官らが夫婦の借家に侵入し、法輪功の資料を配布したとして、2人を拘禁した。6月12日、門頭溝公安局の国内安全保衞部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官が河北省保定市に出向き、于士坤さんを連行し、家宅捜索を行った。
于士坤さんと娘夫婦は現在、門頭溝拘置所に不当に拘留されている。門頭溝公安局は10月12日、3人を連行し、北京の門頭溝区検察庁に送致した。
2024年4月25日、北京門頭溝大峪派出所の警官らは娘夫婦の借家に侵入し、「北京市門頭溝区で2人が法輪功の資料を配布していたのを見たと言う通報を受けた」と言って夫婦を連行した。その後、門頭溝公安局国保は夫婦に対して司法迫害を実施し、「証拠」を収集するために劉美麗さんの故郷である望都県と周辺の2県の関連部門に書類を送った。3県とも証拠を提供しなかった。門頭溝支局の国保は諦めず、「問題は深刻ではない、自白すればすぐに釈放する」と劉美麗さんを騙して自白させた。激しい精神的プレッシャーの中、劉美麗さんは自分の意志に反して、配布した資料は母親からもらったものだと言った。門頭溝支局の国保はこれを理由に于士坤さんを連行した。
2024年6月11日、地元の賈村鎮派出所の警官が于士坤さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行い、法輪功の内容が書いてあるペンダントをいくつか押収した。翌日、于士坤さんが保定市の息子の家に到着すると、門頭溝支局国保の警官らが追って行き、同市の五四路派出所の警官十数人とともに、ビデオ撮影しながら息子の自宅を捜索し、家財を押収した。于士坤さんと息子は五四路派出所に連行され、別々に不当な尋問を受けた。夜の7時頃、警官は于士坤さんを北京に拘禁し、息子を解放した。
6月13日、門頭溝支局の警官らは再び于士坤さんの自宅に行き、再び捜索して10年前の明慧週刊を発見したため、于士坤さんの夫に白紙にサインを強制した。
警官は于士坤さんの息子の家から押収した私有物には、パソコン、携帯電話3台、モバイルハードドライブ4台、いくつかの法的文書、資料が含まれている。息子は門頭溝支局に何度も物品の返還を要求した。当初はすぐに返すと言ったが、1カ月後もまだ検査中であると言い、無視している。息子はソフトウェア開発エンジニアで、今回はパソコンが押収され、彼の仕事に大きな影響を与えた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)