【明慧日本2024年11月22日】(湖北省=明慧記者)湖北省咸寧市の法輪功学習者・鄭栄珍さん(72)は今年9月、武漢市女子刑務所から家族に連れ戻されたとき、自力で歩くことができず、介助が必要で、意識が朦朧として家族さえ分からなくなった。
鄭さんは武漢市女子刑務所に拘禁される前は心身ともに健康だったが、刑務所に入所してわずか半年でこのような状態になり、刑務所でどのような虐待や拷問を受けたのか想像できるだろう。
会計士を退職した鄭さんは1997年に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。2021年10月、鄭さんは人々に迫害の実態を伝え、資料を配布していたところ、ちょうど咸寧市公安局長・肖天樹(すでに悪報に遭い判決を受けた)の乗用車に配布した。肖天樹は警官に命令し鄭さんを連行させ、留置場に拘束した。鄭さんの夫はお金を払って、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで鄭さんを家に連れ帰った。
鄭さんは帰宅したが、公安局は検察庁と共同で「事件」として、鄭さんを裁判所に起訴した。2023年1月、鄭さんは咸安区裁判所により6カ月の実刑判決を言い渡され、刑務所外で執行することになった。
しかし2023年3月、鄭さんは武漢市女子刑務所に連行された。刑務所に6カ月間拘禁され、刑務所を出たときには半身不随になり、薬物を投入された疑いがある。
明慧ネットが報道した情報の統計によると、2022年と2023年、湖北省で少なくとも1213人の法輪功学習者が様々な形の迫害を受けたことが分かった。うち、20人が致死あるいは迫害されて死亡し、71人が不当な判決を言い渡され、累計23万6000元の罰金を科された。また、39人が検察庁、裁判所に提訴され、392人が連行され、120人が洗脳班に送られ、5人が精神病院に閉じ込められた。さらに517人が嫌がらせを受け、49人が年金や給料を差し引かれ、退職を強要され、労働契約を強制解除されるなどの経済的な迫害を受けた。
当局による情報が封鎖され、家族との面会も禁止され、秘密裏に迫害を行っているため、多くの迫害の事実はまだ報道されていない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)