【明慧日本2024年11月22日】(明慧パリ記者・周文英)パリの法輪功学習者(以下、学習者)は11月12日と17日、パリ郊外のラデファンスとアンソニーの両地区で法輪功情報デー活動を行った。期間中、学習者は法輪功の五式の功法を実演し、人々に中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態を伝えるとともに、中共の学習者を対象とした生体臓器収奪犯罪の停止を求める署名活動も行った。
ラデファンスはパリの金融の中心地である。11月12日の正午、休憩や食事を取るためにオフィスビルから出てきた人々は、法輪功の情報ブースを見かけると足を止めてパネル資料を見て迫害の実態を知った。法輪功について初めて聞く人もいた。中共が「真・善・忍」を修める市民に迫害を加えることに怒りと、理解に苦しむ気持ちを抱く人々は、迫害が早く終わることを願い、署名用紙に署名をした。
ラデファンスでの法輪功情報デー活動の様子 |
「この世界では、誰もが自分のやりたいことをやれることがとても大切です!」
老人ホームで夜間の介護をしているサミュエルさんはこう話した。「このような迫害を容認できません。この世界では、周りの人々に迷惑をかけず、周りの事物を傷つけることもなければ、誰もが自分のやりたいことをやれることがとても大切なのです!」
彼は、法輪功学習者のような修煉者が自我を高めるために努力し、自身をコントロールしながら行動を取り、さらに自分を癒すこともできることは素晴らしいことだと考えているという。中国で起きている学習者に対する迫害が痛ましいと感じるサミュエルさんは、「反迫害を続けてください。本当にこの問題を解決する必要があります。勇気を持って取り組んでいかなければなりません」と語った。
また、サミュエルさんは、「真・善・忍」が心身の健康を保ち、周囲の人々と調和して過ごすための3つのキーワードだと考えているという。これらの字句は自身の幸福に関係し、人生を正しい方向に前進させる助けとなるからだ。彼は、それが自身にとってもとても重要なことだと言い、「私たちは心を込めてすべてのことに取り組むべきです」と述べた。
彼は学習者が素晴らしいことをしており、これからも続けていくべきだと考えている。
ジムのインストラクターであるスティーブンさんは、「真・善・忍」が非常に良い価値観であり、本当に素晴らしいものだと考えているという。そして、学習者に対する迫害は犯罪であり、非常に邪悪なことであるため、それを終わらせなければならないと語った。
ある女性は学習者が静かで穏かに座禅を組んでいるのを見て、学習者が優しく見え、とても良い印象を受けたと言った。その後、法輪功を学ぶことに強い興味を示した彼女は署名して、パリの煉功点の情報資料を持って帰った。
真・善・忍は永久の価値観であり、人々の心を一つにする力がある
11月17日、アンソニー駅広場で功法を実演し、市民に迫害の実態を伝える学習者 |
学習者の反迫害活動を支持し、署名する市民 |
11月17日、パリ南郊のアントニー駅広場で行われた法輪功情報デーでは、近くの朝市で買い物をしている住民や、郊外の列車に乗り降りする人々で賑わった。この日、ジェラールさんも駅を通りかかった。彼は2000年前後に同じくこうした活動日で初めて法輪功に出会ったことを思い出し、記憶が今でも鮮明だという。
中共による法輪功への迫害が今も続いていると知ったジェラールさんは、「この迫害の問題が依然として存在しているのは、とても悲しいことです」と話した。
ジェラールさんは、「『真・善・忍』の3文字が非常に美しいものであり、多くの人々に共有されています。また、それがフランス文化の一部でもあります。私たちはフランスの地に生きており、これらの言葉の根源もここにあります。それが永久なものです。そのため、過去に何をしたにせよ、今日これらの価値観に基づいてどのような努力を行っているかにせよ、それでこの話題が終わるのではなく、むしろ未来により多くの意義を付与していることになります。皆はさまざまな形で表現しているのです。これらの価値観は人々の心を一つにする力があります」と語った。
医療分野で働いていたローラン・ミソニエさんは、法輪功のことはよく知らないが、中共が法輪功に対し迫害の罪を犯していることを信じているという。 彼はまた、情報を得るには、自らメディアで調べる必要があり、ソーシャルメディアやインターネットを活用すべきだと話した。さらに、彼は多くのフランス人が情報に乏しく、メディアも同様だと感じていると述べた。