【明慧日本2024年11月24日】遼寧省清原県の法輪功学習者・張伝文さんは2023年3月、撫順市望花区裁判所によって不当に3年6カ月の刑を言い渡され、2023年7月26日に遼寧省女子刑務所(瀋陽大北刑務所)に拘禁された。最近、張伝文さんは収監後に過酷な迫害を受け、殴打されて昏倒し、歯4本を打ち落とされた。さらに、迫害により心臓病を発症し、一度はショック状態に陥ったことが伝えられている。
中国共産党による拷問のイメージ図:殴打 |
張伝文さんは今年55歳で、遼寧省清原県南口前鎮に住んでいる。彼女は真・善・忍の信念を守り、迫害されている実態を人々に伝える活動をしていたとして、過去に中共により2度労働教養を受け、刑を2度宣告されたことがある。
2022年12月4日、張さんは村人に法輪功の文言が書かれたカレンダーを配布したため、清原県南口前派出所の警察に連行され、5日後に不当に刑事拘留された。その後、張さんは不正な告発を受けて、撫順市望花区検察院に送致された。2023年3月24日、撫順市望花区検察院と裁判所は、家族には通知せずに秘密裏に裁判を開き、張さんに3年6カ月の刑を言い渡した。2023年7月26日、張さんは沈陽大北刑務所に移送された。
張さんが収監されて2カ月後、家族は面会を求めたが、刑務所側は「転向」していないため、面会を許可しなかった。2023年10月末、張さんの2人の姉が大北刑務所に行き、強く面会を要求したが、刑務官は「転向していない者は面会できない」という文書を示した。家族はその文書が法律ではないことを指摘し、理論的に反論した。家族の強い要請の結果、刑務官はやむを得ず、ビデオ通話での面会を許可した。通話が繋がった後、姉は「妹よ、誰かに虐待されているの? 誰かに殴られているの? 教えて、告訴するから」と尋ねた。その時、横にいた刑務官が「誰が虐待したか言わせるつもりか?」と脅すような言葉で言った。張さんは涙を流しながら「姉さん、もう聞かないで」と答えた。張さんの表情と声がいつもと異なっていたため、姉たちは彼女が刑務所内で大きな圧力下にあることを感じ取った。面会は20分しか続かず、刑務官が強制的に電話を切断した。
最近、張さんが2023年8月1日に第12区に拘束され、洗脳迫害を受けているとの情報が伝えられた。悪党たちは張さんに睡眠を取らせず、法輪功を誹謗する内容や天安門焼身事件などの虚偽の映像を立って見るよう強制した。張さんは見るのを拒否すると、すぐに侮辱され、罵られ、殴打された。張さんは歯4本を打ち落とされ、人事不省し、心臓病を発症して病院に運ばれたが、医師は診断したものの、刑務所はそのことを彼女に知らせず、さらに3カ月間、毎日2、3時間しか眠らせなかった。隊長の呉明佳らは張さんに長時間硬い椅子に座らせるよう強制した。この間、張さんと大連旅順の法輪功学習者・楊秀美さん(78)は、長時間硬い椅子に座り続けたため、でん部が傷つき、血が流れ続けた。
2023年末、張さんは再び第5区第9分隊に移送され、強制労働を強いられた。過酷な労働に耐えきれず、頭がふらふらし、心臓が苦しくなった。受刑者らは張さんに罵声を浴びせ、隊長の王卓と安心蕾は何度も口実をつけて侮辱し、罵倒した。さらに、監房内で何もしていないのに騒ぎを起こし、座らせてもらえず、床マットを取り上げられることもあった。
明慧ネットの資料によれば、遼寧省女子刑務所第12区は法輪功学習者に対する迫害のブラックホールであり、そこでは法輪功学習者に対する手段が非常に残虐で邪悪であるという。刑務所では、受刑者の減刑条件として、「転向」を拒否する法輪功学習者に対する理不尽な虐待を強要している。一般的な手段としては、睡眠を取らせず、食事を与えず、水も飲ませず、トイレも行かせず、ずっと立ちっぱなしにし、少しでも動けば殴打と罵倒を繰り返し、法輪功や創始者を誹謗する動画を見るよう強制するなどの方法が使われているという。
張さんは信念を貫いたため、何度も連行され、告発された。現在も迫害と侮辱を受け続けており、さらに多くの善良な人々の注目と支援が必要である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)