遼寧省営口市の劉旭さん 不当判決を下され上訴
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 【明慧日本2024年11月24日】遼寧省営口市の法輪功学習者・劉旭さん(女性)は10月下旬、営口市站前区の裁判所から懲役3年6カ月、罰金1万元(約20万円)の判決を受けたことが分かった。劉さんは中級裁判所に上訴した。

 劉さんは、営口市バ魚圏区に住んでおり、1998年5月に法輪功を学び始めた。劉さんはたった3日間『轉法輪』を読んだだけで、20年間続いた胃の病気、長年の不眠症、五十肩、足の痛みが治った。それ以来、「真・善・忍」の教えに従い、返本帰真と修煉の道を歩み始めた。

 2024年3月29日午前9時30分頃、営口市公安局バ魚圏支局の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官と内モンゴル人警官2人が劉さんの家に押し入った。劉さんは仕事中で、警官たちは息子に母の劉さんに電話させ、帰宅するよう強要した。30分後、劉さんは帰宅した。

 警官は午後4時過ぎまで家宅捜索を行い、劉さんの法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、ノートパソコンなどの所持品と現金を押収し、劉さんを連行した。その日の夜7時か8時になって、家族は警察から電話で、劉さんが身体検査を受けるために営口紡績病院に連行され、その後、営口留置場に拘留されたことを知った。

 2024年4月12日、劉さんの家族が雇った弁護士は、劉さんの連行に関わった董という名の国保警官を探すため、バ魚圏区公安局に行った。公安局一階の応接室で、劉さんの弁護士に会った董は緊張した面持ちだった。

 弁護士は董に次のこと言った。「私の依頼人である劉旭さんはいかなる法律も犯していないし、犯罪もしていません。もし劉さんが釈放されなければ、家族は国家安全保衛部門と劉さんの連行に関わったすべての事件担当者を告訴する用意があります」。董は弁護士に、「劉さんが犯罪に当たるかどうかは別として、証拠は今集められている」と言った。董の言葉は、警察が先に事件を起こして逮捕し、後から証拠を見つけるという、明らかに法を犯していることを改めて確認させた。

 2024年8月27日、劉さんは営口市站前区裁判所で不当に裁かれた。裁判の中で、劉さんは検察官の根拠のない告発を拒否し、自分は「真・善・忍」に従った善良な人間であり、何も悪いことはしていないと繰り返した。

 また、劉さんの弁護士は、法輪功は中国の現行法規で認定され、規定されている14のカルトの一つではないこと、2011年3月1日に中華人民共和国新聞出版総署が発布した政令第50号により、法輪功書籍の出版禁止が撤廃されたこと、法輪功書籍には出版する法的権利があること、法輪功を信じることは合法であり、法輪功を信じることを理由に迫害することは違法であることを指摘し、劉さんの潔白を強く訴えた。

 弁護士は法廷で関連書類を提出し、裁判官は書類を受け取った。その日、裁判所は判決を下さなかった。

 2024年10月下旬、家族は劉旭さんが営口市站前区裁判所から懲役3年半の不当な判決と1万元の罰金を言い渡されたことを知った。劉さんは中級裁判所に上訴し、現在もなお営口市留置場に拘留されている。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/16/485068.html
 
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