【明慧日本2024年12月8日】(明慧ネット吉林省特派員報道)吉林省敦化市に住む法輪功学習者の田玉傑さんは、2023年に当局に連行された後、地元裁判所で不当に懲役5年の実刑判決を受けた。彼女は吉林省女子刑務所に連行され、刑務官による暴力的な洗脳や虐待を受け、殴打され、催涙スプレーを浴びせられるなどの迫害を受けた。
田玉傑さんは67歳前後。法輪功を学ぶ前は個人商売を営んでいたが、機械を操作中の事故で右手を手首から切断するという大けがを負い、その後の生活に多くの困難を抱えるようになった。この出来事を機に彼女は落ち込み、希望を失っていた。しかし、法輪功の修煉を始め、「真・善・忍」の教えに従って善人であろうと努力するうちに、田さんは楽観的になり、他人に親切に接するようになった。
しかし、法輪功の信念を守り続けたことで、田玉傑さんは何度も中国共産党(以下、中共)当局に連行され、迫害を受けた。明慧ネットによると、2016年4月時点で田さんは不当に懲役刑を受け、吉林省女子刑務所の第8区に拘禁された。当時、彼女は「転向」を拒否したため、刑務官の張莹、倪笑虹らが指示した受刑者による暴行や虐待を受け、体中に青あざができ、首に痛みを感じるほどの虐待を受けた。
拷問のイメージ図:頭を殴打される |
2023年の再度連行と迫害
2023年5月16日、田玉傑さんは市場で法輪功迫害の実態を伝えていた際に公安警官2人に連行され、不当に13日間拘束された。その後、5月28日に拘置所を出たが、10日後の6月8日に再び警官に連行され、地元裁判所で懲役5年の実刑判決を受け、吉林省女子刑務所に送られた。
以前、吉林省女子刑務所で「転向拒否」による残酷な迫害を受けていた田玉傑さんは、今回は直接、第8区1階の107監室(「転向拒否」者を専門に迫害するために設計されたいわゆる独房)に拘禁された。そこで彼女は非人道的な拷問を受けた。
第8監区の姜薇と高陽は受刑者の齊心と代玉に田玉傑さんを虐待するよう指示した。毎日、小さな椅子に10時間以上座るよう強制され、その椅子の座面には突起がついていた。田さんが姿勢を保てない場合、複数の受刑者が無理やり姿勢を固定しようとした。田さんが抵抗すると、2本の脚を椅子の脚部分に縛り付けられ、脚が青黒く腫れ上がった。
同じ姿勢を長時間強制されたため、田さんの体は限界に達し、彼女は再び椅子に座ることを拒否した。それに対して姜薇と高陽は「監視秩序を乱している」として田さんの顔に催涙スプレーを吹きかけた。その刺激臭は廊下全体に充満し、11室ある監室の全員が咳き込むほどだった。また、寒い冬にもかかわらず受刑者は田さんの体に冷水をかけ、窓を開けて冷たい風にあてた。田さんの服はびしょ濡れになったが、着替えることを許されなかった。
さらに、虐待で田さんの体にできた青あざを「皮膚病」と称して病院に送ろうとしたが、田さんはそれを断固拒否した。