【明慧日本2024年12月20日】江蘇省連雲港市の法輪功学習者・王素琴さん(74歳女性)は10月31日、連雲港市海州区の洪門派出所の警官に連行された。王さんは現在、連雲港市拘置所に拘留されており、検察庁は王さんに対する逮捕状を請求している。
法輪功を学んで新しい人生を得た
1950年11月に生まれた王さんは、20歳の時から体調が悪く、B型肝炎、胃炎、関節リウマチ、解離性障害などを患い、歩行も困難で、話す力さえなく、治療しても一向に改善しなかった。毎日苦痛の中で生活し、時間を潰すために本を読んでいたが、その後人生に希望を見出そうと仏教の本を読むようになったが、やはり絶望的だった。
1997年5月、王さんは幸運にも法輪功の書籍『轉法輪』を読み、心の底から素晴らしい本だと感じ、手放せなくなった。その時、王さんは、この本が良い人になることを教えていることが分かった。それから、功法を学びたいと思い、王さんは煉功点を探した。その月末、市の体育館で法輪功創始者の説法のビデオを見る9日間のクラスが企画され、それに参加した王さんの心身は変化し、元気になり、心身の健康とは何かを味わうことができた。その後、王さんは毎日を幸せに暮らすことができた。
法輪功が迫害されている真実を人々に伝え、拘束される
王さんが法輪功のおかげで幸福に浸っていた矢先、1999年7.20から、中国共産党の江沢民グループが法輪功への迫害を開始した。王さんは心の中で、法輪功はこんなに良い功法なのに、どうして学ぶことが許されないのだろう? 政府はどうしたのだろう? と思い、とても苦しんだ。2004年3月末、王さんは当時の公安局長に手紙を書き、法輪功とは何かを伝え、法輪功学習者を迫害しないよう求めた。悪意はなく、ただ善意のつもりで書いたこのような行為のために、王さんの自宅は家宅捜索をされ、強制的にパトカーに乗せられた。4日間ホテルに拘束され、警官による自白の強要や人格の侮辱を受けた。その後、さらに15日間拘置所に収容された。
2007年のある日、より多くの人に法輪功が迫害されている実態を知ってもらうため、王さんは法輪功の資料を配布した。しかし、当局の嘘に毒された人に通報をされ、再び家宅捜索を受け、連行されて拘置所に送られ、4日間拘束された。
それ以来、王さんと家族は派出所の警官とコミュニティーの人員から絶えず嫌がらせを受け、常に恐怖の中に過ごすことになった。
2015年5月、中国共産党当局は、「訴えがあれば必ず立件し、訴訟があれば必ず処理する」との方針が公表された。22万人以上の法輪功学習者は、その法律に従い、検察庁と最高裁判所に実名で告訴状を郵送し、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した。しかし、中国共産党の公安、検察、裁判所などの法執行機関は、悪行を続けており、国の法律を弱体化させ、法輪功学習者たちの訴訟権を奪った。法律に基づいて江沢民を告発した法輪功学習者に対して、嫌がらせ、連行、拘留、判決を下した。江蘇省連雲港市のすべての区と県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と派出所は、江沢民を告訴した法輪功学習者を連行し、家宅捜索するために一斉に行動を起こした。2015年9月15日と16日だけで45人を連行した。2016年にはまた、数回にわたり数十人を連行した。
2016年6〜8月にかけて、王さんは連行され、連雲港拘置所に連行され、2017年、旧暦の正月前に不当に懲役2年の判決を言い渡された。
2020年8月10日、王さんは法輪功の資料を配布するために出かけた際、洪門派出所の警官に連行され、雲台区留置場に拘禁された。その後、王さんは不当に懲役3年の判決を下された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)