「国際人権デー」、フィンランドの国民 法輪功の反迫害を支持
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 【明慧日本2024年12月21日】世界各地の法輪功学習者(以下、学習者)は、「国際人権デー」に際して、平和的な陳情活動を行っている。12月5日と7日、「国際人権デー」の前夜に、フィンランドの学習者はヘルシンキの中国大使館前で平和的な抗議活動を行い、市中心部のカンピ広場では中国共産党(以下、中共)による迫害で死亡した学習者を悼みキャンドルライト追悼活動を開催した。

 12月10日は「国際人権デー」であり、『世界人権宣言』の記念日でもある。2024年の「国際人権デー」のテーマは「私たちの権利、私たちの未来、今ここに」となっている。

 中国では、法輪功は中共の残虐非道な迫害を受け続けており、すでに25年が経過している。フィンランドの学習者は、活動の中で中共に対し、迫害を停止し、現在不法に拘束されている学習者を即時に釈放し、学習者からの生体臓器収奪の人道に反する犯罪を停止するよう求めた。

图1:芬兰法轮功学员在赫尔辛基中共大使馆门前和平抗议。

ヘルシンキの中国大使館前で中共の法輪功迫害を平和的に抗議する学習者

 学習者は中国大使館前でのスピーチの中で、中共による法輪功への迫害が25年間も続いていることに言及した。明慧ネットが集計した報告によれば、2024年1月から11月までに中国国内で学習者が不当に判決を受けた人数は710人に上る。中共の体制内では、善悪を区別せずに中共に協力し、法輪功の迫害を積極的に行うことで出世した人々もいるとされている。

 しかし、迫害を積極的に行えば行うほど、悪業がますます積み重なり、懲罰も厳しくなる。たとえば、2023年の「国際人権日」前後には、フィンランドを含む44カ国の学習者が、法輪功迫害の関与者リストを新たに各国政府に提出した。そして加害者およびその家族の入国禁止や資産凍結といった法的措置を求めた。

 クリスマスが近づき、多くの人々が街に出て買い物をする中、活動が行われているカンビ広場を通りかかった人々は、迫害の事実を伝える横断幕に目を引かれた。中共による迫害で命を落とした中国の学習者の遺影が一列に並べられており、それを見た多くの人が詳しく話を聞いた。迫害の実態を知った人々は、次々と迫害に反対する署名をし、「本当にありがとう!」「皆さんの幸運を祈ります」「たくさんの署名が集まりますように」といった声援が寄せられた。

图2~8:芬兰法轮功学员举行烛光悼念活动,明白<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>的人们在学员的征签表上签名。

中共の迫害で死亡した学習者を悼み、キャンドルライト追悼を行い、迫害に反対して署名する市民

 首都市民:法輪功学習者は非常に重要なことを行っている

 マティアルタさんは普段から中国で起きている出来事に関心を寄せており、例えば中共による生体臓器収奪やイスラム教徒への迫害などについても知っているという。彼女は、「皆さんはとても重要なことを行っています」と話した。

 医師のジュリアさんは、かつて中共による生体臓器収奪について聞いたことがあるという。彼女は以前、主人公が監獄に強制収容され、後に脱出するという内容の本を読んだことがあり、その中で生体臓器収奪にも触れられているとのこと。ジュリアさんはそれを「非常に恐ろしい」と表現し、「皆さんが迫害された人々のエピソードを伝えようとしているのだと理解しています」と話した。

 スロバキア出身のミラスラヴァさんは、学習者と長い間交流した。中共のネット封鎖や中国人への洗脳の話題になると、彼女はすぐに、「中国の集権はまさにこのような方法で人々を洗脳し、押し付けているのです」と語った。

图9:来自斯洛伐克的米拉斯拉娃(右),她祝愿法轮功学员好运。

学習者の幸運を祈ると話すスロバキア人のミラスラヴァさん(右)

 学習者はナチス時代の話をし、ナチスが収容所で市民を虐殺したように、現在の中共は学習者から臓生体器収奪をして暴利を得ていると説明した。これに対し、ミラスラヴァさんは、「メディアはこういったことをあまり報道しません。多くのことが隠されていて、彼らにとっては新鮮味がないか、あるいは利益に関心を寄せており、目を背けてしまうのでしょう」と述べた。最後に、彼女は学習者から渡された資料を喜んで受け取り、「法輪功学習者の幸運を祈ります」と言った。

 迫害の真実を知り涙するオーストラリア人女性

 オーストラリア出身で現在フィンランドに住んでいる女性が、学習者と言葉を交わした。学習者が隣で資料を配っている学習者を指しながら、「彼女の夫と母親は法輪功を修煉していたため、中共に迫害され死亡したのです」と話すと、その女性はは涙を浮かべながら学習者のもとへ歩み寄り、腕を広げてその学習者を抱きしめた。そして、「とても悲しいです。中共がこのような迫害を始めたのは全く理不尽です」と言葉をかけた。

图10:澳大利亚女士(左)眼角泛着泪水听着学员讲述法轮功遭受的残酷迫害。

学習者が中共の残酷な迫害を受けていると聞いて涙するオーストラリア人女性(左)

 セルビア出身の一家が通りかかり、テントの前で署名をして学習者への支持を表明した。彼らは、活動に参加している学習者の中に、実際に迫害を受けた経験を持つ人がいることや、家族を失った人もいることを聞き、とても同情した。 家族の1人は学習者に対し、「私たち自身の背景から、中共がどういうものか、共産主義がどういうものかをよく知っています。中共は本当にひどい存在です。心から中国が変わることを願っています」と語った。

 

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/16/486174.html
 
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