黒竜江省の法輪功学習者5人に不当判決
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 【明慧日本2024年12月22日】 黒竜江省綏芬河市(すいふんがし)在住の5人の法輪功学習者(以下、学習者)・李鵬さん(男性)、王磊さん(女性)、申玉国さん(男性)、張忠さん(男性)、姜学軍さん(男性)は、法輪功を実践したとして、2024年10月29日に、当局に不当判決を言い渡された。張さんは懲役3年6カ月、李さん、李さんの妻の王さん、申さんはそれぞれ懲役2年6カ月の不当判決を言い渡された。4人は合計2,000元の罰金を科せられ、現在控訴手続き中である。姜さんは懲役8カ月の不当判決を言い渡され、2,000元の罰金を科された。姜さんの家族は以前にも当局から9万元を強要されたことがある。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の詳細
 
 2024年1月18日夕方、法輪功迫害の事実に関する資料を配布したとして5人の学習者が連行された。李さんと王さんの自宅は家宅捜索され、パソコン、プリンター、携帯電話、銀行カード、身分証明書、法輪功の本が押収された。翌日には姜さんと申さんの自宅も家宅捜索された。 その後、李さんと姜さんは綏芬河市拘置所に、王さんは牡丹江市拘置所に、申さんと張さんは東寧市拘置所に拘留された。

 李さんと王さんの不当連行と拘留により、中学生と小学生の息子2人が悲惨な状況に陥った。 

 学習者たちの37日間の刑事拘禁が終わった後、綏芬河市 国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の張暁文は部下に彼らの事件を海林市検察庁に提出するよう命じた。検察官はさらなる証拠を求めて2024年3月と5月23日検察は綏荽河市国保に二度目の事件を取り下げた。一カ月後綏芬河市国保は5人の学習者に関する事件を海林市検察庁に送付した。

 4人の男性学習者は2024年7月19日に海林市拘置所に移送され、不当に拘留された。王さんは拘置所が変更されたかどうかは不明だ。 

 5人の学習者は10月29日に海林市裁判所に出廷した。彼らの弁護士と家族の弁護人は彼らのために無罪を主張し、中国では法輪功を犯罪とする法律はないと主張した。検察官は学習者に対して説得力のある証拠を提示できなかった。裁判官も証拠の列挙をやめるよう求めた。証拠がないにもかかわらず、裁判官は学習者に不当判決を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/5/484690.html
 
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