チチハルの朱亜梅さんに不当判決
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 【明慧日本2024年12月22日】黒竜江省チチハル市在住の法輪功学習者・朱亜梅さん(72歳女性)は、法輪功を信仰していたため、2024年9月29日、当局に懲役2年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。朱さんは1998年の夏に法輪功を始め、数カ月で胃の不調、心臓病、喘息、足の痛み、腰痛が治り、視力も改善した。

 事件の詳細

 2024年5月2日、朱さんは龍沙区の住宅街で彩虹派出所の警官らに連行され、次の日、朱さんは拘置所に拘留された。

 5月13日の朝、朱さんの夫は地元の建華区建設路派出所に朱さんの失踪を届け出た。朱さんの夫は午後に派出所の警官らに呼び出された。警官は朱さんの夫に、息子と朱さんの妹に電話して、朱さんが彼らのところへ行ったかどうかを確認するように頼んだ。朱さんの夫は電話をかけず、派出所で待つよう言われた。

 午後5時過ぎに彩虹派出所の警官数人がやって来て、朱さんの戸籍が必要だと言った。警官らは朱さんの夫を車で自宅に連れ帰り、住居を捜索した。警官らは法輪功の書籍6冊と法輪功関連の品々を押収した。

 その後、警官らは、朱さんの戸籍がある七星泡農場を管轄する司法局に事件を引き継いだ。司法局の事件担当者は後に、朱さんの夫に電話をかけ、朱さんの事件は司法局に移送されたと説明した。

 7月頃に、朱さんの夫は彩虹派出所に行き、警官が朱さんの案件を建華区検庁に提出し、七星泡農場司法局に提出を通知したことを知った。

 9月29日、朱さんは建華区裁判所に懲役2年の不当判決有を言い渡された。朱さんは現在も地元の拘置所に拘留されていると思われる。

 過去に受けた迫害

 2007年9月6日、七星泡農場警察の警官3人が朱さんを連行した。尋問中、朱さんは手錠と足かせをはめられ、金属製の椅子に座らされた。朱さんはその晩眠ることを許されなかった。翌朝、朱さんは地元の拘置所に連行され、そこでも手錠をはめられたまま金属製の椅子に拘束された。看守は朱さんに十分な食事を与えず、朱さんはいつも空腹だった。15日後、朱さんは1年6カ月の強制労働を命じられた。

 9月22日に双河労働収容所に移送されるまで、朱さんは生活費として拘置所に460元以上を支払わされた。 

酷刑演示:铁椅子

拷問のイメージ図:鉄の椅子

 労働教養所に拘留されている間、朱さんは法輪功を中傷するビデオを強制的に見せられた。また、睡眠を奪われ、有毒な粉末を使った手工芸品を作るなどの重労働を強いられた。そのため、朱さんはマスクを2枚着けていても咳が出てしまうほどだった。有毒な粉末は蒸しパンにも落ちてカラフルな斑点を作ったが、他の食べ物は与えられず、それでも蒸しパンを食べなければならなかった。朱さんは熱を出し、目は赤くなった。労働教養所は、有毒な粉末による中毒ではないと主張した。朱さんは1日14時間以上も働かされ、胸と背中に耐え難い痛みに襲われていたが、休憩は一度も許されなかった。

 2013年8月27日午後3時頃、3人の警官とコミュニティの職員1人とともに朱さんの自宅を家宅捜索した。彼らは朱さんのテレビ、法輪功の本、有名ブランドのリュックサック、現金200元を押収した。彼らは朱さんを警察に何時間も拘留した後、午後8時過ぎに釈放した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/9/485920.html
 
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