【明慧日本2024年12月28日】遼寧省瀋陽市在住の2人の女性法輪功学習者(以下、学習者)・王威さん(67歳)と趙喜蘭さん(65歳)は、法輪功を実践したとして11月22日、渾南区裁判所に不当に裁判にかけられた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
趙喜蘭さん |
王威さん |
事件の詳細
2人の学習者は、2020年に法輪功迫害の事実に関する資料を配布したとして拘留され、後に保釈されたた。
2人の女性は、2024年7月12日朝に蘇家屯区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と解放派出所の警官に連行された。警察は、2020年の事件の解決に取り組んでいると主張した。
2024年9月に、渾南地方検察庁の検察官は王さんと趙さんに対する逮捕状を発行した。検事はその後間もなく2人の学習者を起訴し、10月21日に渾南区裁判所に案件を送致した。
10月25日に、王さんの家族は問い合わせをし、この案件を担当しているのは郝小麗であることを知った。家族は10月28日に郝に連絡を取ったが、郝は王さんの案件を受け取っていないと主張した。しかし翌日には、郝は11月8日に裁判日を決めたと家族に告げ、弁護側に資料を準備する時間はほとんどなかった。
王さんの弁護士は郝裁判官に、事件の主要情報のコピーの要請、依頼人の保釈の要請、警察が違法に収集した証拠の除外の要請を含む3つの文書を提出した。
保釈請求に関して、王さんの弁護士は、最近の不当に連行された後に王さんが脳卒中の症状と高血圧症を患っていることが判明したが、警察が釈放を拒否したため、拘禁中に失神する事態に陥ったと指摘した。
郝裁判官はこの要請を拒否した。何らかの理由で郝は11月6日に弁護士に対し、公聴会の日程が11月22日に変更されることを伝えた。
趙さんの家族は趙さんのために弁護士を雇っておらず、趙さんは裁判所が任命した弁護士を使うことに同意した。趙さんと王さんは現在、瀋陽市第一拘置所に拘禁されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)