【明慧日本2025年1月1日】広東省茂名市在住の法輪功学習者・李源東さん(56歳男性)は、法輪功を学んだため、2021年8月、海珠区裁判所に懲役8年6カ月の不当判決と3万元(約65万円)の罰金を言い渡され、2022年3月に北江刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2019年7月9日、李さんは法輪功迫害の事実について人々に話したとして連行された。
2021年8月31日に、懲役8年6カ月の不当判決を宣告された李さんは、判決を不服として広州市中級裁判所に控訴したが、裁判所は原判決を維持する判決を下した。
元政府職員の李さんは、2000年と2002年に三水労働教養所で1年間の懲役刑に服していた。
三水労働教養所で受けた迫害
労働教養所の看守は、李さんを2度にわたり30日間以上睡眠を剥奪した。極度の疲労のため、李さんは時々地面に倒れて眠り込んだ。すると看守はすぐに李さんを起こし、殴打し、電気警棒でショックを与え、爪の間に爪楊枝を差し込んだ。かつて、看守が李さんの右手を左足首に手錠で繋ぎ、しゃがんだ姿勢を強要した。また、看守は電気警棒で李さんの顔の左側に電気ショックを与え、肉が化膿した。
その後、李さんは拷問のせいで全身が化膿し、瀕死の状態になった。看守たちは拷問が暴露されることを恐れ、両親の面会を許可しなかった。
北江刑務所で受けた迫害
刑務所の看守は、李さんに法輪功を放棄させるため、2022年4月~6月までの約3カ月連続で、手錠をかけ、足枷をかけた。李さんは3カ月間、下記の図のように、当然、李さんはシャワーを浴びることは不可能で、食事をするときも、階段を上り下りするときも、この姿勢だった。しかも、いつも、李さんのすぐそばに監視役の受刑者がついていた。
拷問の刑具:手錠と足かせ |
広東省の北江刑務所と四会刑務所が、広東省の男性法輪功学習者(以下、学習者)に対して行った迫害方法は、まず学習者に法輪功を放棄するためのいわゆる「三書」を書かせた。次は、学習者に仏教の学習を強制するというものである。学習者が洗脳を拒否した場合、彼らは拷問と迫害を受け、さらには長期にわたる睡眠剥奪、殴打、排便禁止、毒物投与など、生存するための最も基本的な権利を剥奪されることになる。