遼寧省 母娘が不当な拘禁後、経済的に困窮
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 【明慧日本2025年2月3日】遼寧省瀋陽市在住の2人の女性法輪功学習者・王栄軍さん(74歳、元販売員)、王さんの娘である那燕さん(40代、看護師)は、法輪功を実践したため不当にも3年2ヶ月間拘禁された。2024年8月9日に釈放されたが、悲惨な経済状況に陥った。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。王さんは法輪功を学習する前、様々な持病で苦しんでいた。しかし1998年8月から法輪功を学習し、わず2カ月で全ての持病が消え、心身ともに健康になった。

 事件の詳細

 2021年6月10日午後6時頃、王さんと那さんが共同住宅にいたところ、呉淞派出所の警官5人が押し入った。その後、和平区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の私服捜査官2人が家宅捜索に加わった。

 警官らは女性2人からコンピューター、ノートパソコン、プリンター2台、携帯電話4台、音楽プレーヤー4台、DVDプレーヤー1台、コピー用紙1箱、法輪功の書籍を押収した。

 王さんと那さんは呉淞派出所で一晩拘留され、翌日夜に瀋陽市第一留置所に移送された。しかし那さんは発熱しており、入所は拒否された。その後の2日間、警官らは那さんの拘留を4回試みたが失敗した。警官らは最終的にコネを使って、2021年6月13日に那さんを入所させた。

 遼中区検察庁は2021年7月に王さんと那さんの逮捕状を発行、3カ月後には遼中区裁判所がオンライン審理を行った。母娘は2022年2月、遼中区裁判所にそれぞれ懲役3年2カ月の判決と1万元の罰金を言い渡された。2人は上訴したが、2022年6月に瀋陽市中級裁判所は棄却し、2023年2月15日に遼寧省第二女子刑務所に拘禁された。そして2024年8月9日に刑期を終えた。

 那さんは釈放後、勤務先の瀋陽市第六病院が無断で不当拘禁中に解雇していたと知った。那さんは職場復帰を求めたが、病院側は「有罪判決を受けた者」は解雇と主張した。

 一方、母親の王さんは、不当にも拘禁中の年金を地元の社会保障局に停止された。王さんは2024年8月に釈放されたが、その後も社会保障局は年金を復活させず、懲役期間中に支払われた年金の返還を命じ、さもなければ年金の支払い停止を継続するとした。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/6/487998.html
 
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