四川省会理市71歳の馬凌仙さんに、三度目の不当判決
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 【明慧日本2025年2月8日】四川省涼山州会理市に在住の71歳元女性教師の法輪功学習者・馬凌仙さんは、2024年5月18日の夜に会理市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、不当に拘禁されて罪をでっち上げられた。同年10月17日に開廷され、今年1月10日、家族は、馬さんは不当に懲役3年の判決を受け、現在控訴したことを知った。

 馬さんは法輪功の修煉を堅持したとして、これまで不当に2回の労働教養、2回の判決、3回の拘留、7回の家宅捜索、2回の公安による事情聴取などを受けた。また罰金を3回強要され、給与が差し止められたり、昇給資格を2回取り消されたりしたほか、数えきれないほど多くの嫌がらせを受けている。

 馬さんは1954年11月に生まれ、会理県沙垻中学校の元教師である。彼女はかつて低血圧や婦人科疾患、慢性的な皮膚のかゆみ、不眠症に苦しんでいた。長期間の睡眠不足が原因で神経衰弱となり、さまざまな治療を試みたが効果がなく、体が次第に衰弱していった。少しの寒暖差でも風邪を引き、月に何度も体調を崩していた。1998年に法輪大法を修煉して間もなく、彼女のすべての持病が消え、精神的な境地も向上した。馬さんは勤勉に働き、同僚から高い評価を受け、学生、特に寄宿生から慕われた。退職後も学校の教師や学生たちは彼女のことを覚えており、「人に優しい! 良い人だ!」と評価されている。

 2008年7月21日、馬さんは同窓会で法輪功迫害の事実を人に話したことで誰かに通報され、会理県の公安・検察庁・裁判所が事実をでっち上げ、不当に懲役3年の判決を下した。判決書は馬さんに見せることなく、控訴期限を過ぎてから彼女の姪に「すでに懲役3年が確定した」と通知した。2009年8月6日、馬さんは成都龍泉驛女子刑務所に送致され迫害を受けた。入所直後から馬さんは「洗脳」を強要され、威圧と誘惑による圧力、心身への攻撃、人格の侮辱、そして一日中緊張、恐怖と屈辱の精神的拷問を受け苦しめられた。

 2016年1月30日の夜、馬凌仙さん、羅継平さん、董秀瓊さん、鄭瓊さんなど5人は雲甸鎮で法輪功に関する資料を市民に配布していたが、通報され、雲甸鎮派出所の警察に連行された。彼女たちはそれぞれ会理県拘置所に不当に拘禁された。会理県公安局国保は、5人の年配者たちの罪をでっち上げるための「資料」を作成したが、2度にわたり検察庁により却下された(4月と6月にそれぞれ一度ずつ)。

 国保は、5人の年配者の学習者たちに有罪判決を下すために、絶えず資料を作り上げ、現場で押収した資料の数量を2倍に増やした。また、彼らは5人の家のベッドの横や壁、ドアに貼られていた「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」や「常に大法を念じることで天の恵みと平安が守られる」といった小さな横断幕やカレンダーなどを引き剥がし、これを5人の「犯罪」の証拠としてでっち上げた。2016年12月29日、5人の年配者たちは不当に有罪判決を受けた。馬凌仙さんは懲役1年4カ月、羅継平さん、董秀瓊さん、鄭瓊さんの3人はそれぞれ懲役1年、瀋佳鳳さんは懲役1年で、執行猶予が1年付けられた。

 2024年5月18日の夜、馬凌仙さん、羅継平さん、趙国偉さん、馬新立さんの4人の法輪功学習者は会理市公安局国保の警官に連行され、その夜に拘留されて拘置所に送られた。学習者たちが資料を配布している姿が監視カメラに映っていたという。

 その夜、10時頃、羅継平さんの家は国保の警官によって不当に捜索され、1人の警官が彼女の夫を1階で押さえつけ、他の警官は2階に上がった。警官らが何を奪ったのかは不明で、また、持ち出された物品のリストも渡さなかった。馬凌仙さんと馬新立さんは一人で暮らしており、彼女たちの家も不当に家宅捜索をされた。趙国偉さんの家のドアは開けられなかったため、翌朝、国保の警官は再度趙国偉さんの家を不当に捜索した。5月31日、趙国偉さんと馬新立さんは帰宅した。

 9月11日、馬凌仙さんの息子は裁判所からの電話を受け、母親が起訴されたことを知った。2024年10月17日午前9時30分、馬凌仙さんは不当に裁判を受けた。その日、弁護士が彼女の無罪を弁護した。裁判の場で、検察官の張誉鐘は繰り返し、2024年5月12日に私服警官は馬さんが一人の小学生と一緒に立っているところを撮影し、その小学生が馬さんを告発したと述べた。また、電動バイクの中から法輪功に関する資料が発見され、さらに10枚以上の真相資料が見つかったとも言った。

 今年1月10日、馬さんの家族は弁護士からの連絡で、馬凌仙さんが不当に3年の判決を受けたことを知った。実際、法輪功を修煉し、「真・善・忍」に従って生きることは、家庭や社会を福をもたらし、大衆の道徳を高めるものであり、合法であるばかりか、称賛されるべきことである。法輪功学習者は決して連行されたり、起訴されたりすべきではない。法輪功学習者が正しい信念を貫き、真相を伝えることは、単に被害者として正義を求めるだけでなく、社会の正義を支持し、社会の良心を守ることでもあり、憲法や法律によって保護されるべきものである。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/20/488835.html
 
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