【明慧日本2025年3月6日】遼寧省大連市の法輪功学習者・許秀雲さんは身柄を拘束され、8カ月以上拘禁され、普蘭店裁判所に裁判を開かれ、懲役4年の不当な判決を宣告された。いわゆる一時出所してからも、普蘭店裁判所の王東東、劉堅壮に嫌がらせされ脅かされた。
2023年12月8日午後、許さんは大連市開発区のあるコミュニティで法輪功について書かれた資料を配布した時、ハルビン路派出所の警官に身柄を拘束された。警官は許さんの身分証明証を捜査し、長女宅で孫の世話中だとわかり、長女の自宅に侵入し、プリンター、ノートパソコン、携帯電話、携帯ラジオ、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。翌日、許さんは大連留置場に拘禁された。
許さんは留置場で8カ月以上拘禁され、ある日突然、オンライン裁判が開かれると知らされた。
数日後、許さんは食事後に吐き気が止まらず、警官と医者に点滴を打たれた。しかし、点滴してからすぐ、許さんの心臓は調子が悪くなり、点滴をやめてくださいと訴えた。医者はすぐに針を抜き、許さんに救急処置をし、8日目に監視病室に移送した。
許さんは入院中でも始終、足枷をかけられ、監視病室に移送されてから半月頃、オンライン裁判が開かれ、不当な判決を宣告された。
許さんは上訴を求め、3回も訴状を書いたが、現在までに返事はなかった。ある日、病院から留置場に戻ってから1ヶ月以上経った朝、水杯を持つことができなくなった。看守はそれを知り、許さんの血圧を測ったところ、血圧は180だったので、降圧薬を粉にして、数人の受刑者が彼女を押さえつけて無理やり飲ませた。しばらくすると、許さんの左半身が痙攣し、次第にひどくなった。その後、許さんは病院の救急室に運ばれた。数日後、許さんは自分の体をコントロールできなくなり、大小便を失禁し、生活が自立できなくなった。留置場は家族に連絡し、保釈を手配させた。
2024年12月25日から、普蘭店裁判所の王東東、劉堅壮は、何度も電話をかけては訪問し、許さんと家族に対して威圧的な態度をとり、自分達の要求に従わなければ「病状を見ずに早期収監する」などの脅しをかけた。
明慧ネットの報道によると、2024年において、大連市の法輪功学習者は合計229人が迫害を受けたことが報告されている。内訳は、7人が迫害により無実のまま命を落とし(そのうち1人は学習者の家族)、15人が不当な判決を受け、少なくとも49人が連行され、少なくとも156人が嫌がらせを受けた。また、家宅捜索、経済的迫害、血液採取などを強いられた学習者もいた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)