ーー遼寧省の元女性教師、王傑梅さんが中共から受けた迫害の事実
【明慧日本2025年3月13日】遼寧省撫順市の法輪功学習者(以下、学習者)・王傑梅さんは、市民に疫病を避ける良い方法を伝えたことで中国共産党(以下、中共)の裁判所から不当に懲役3年6カ月の判決を受け、遼寧省第二女子刑務所に連行され迫害を受けた。2024年8月20日に3年6カ月の拘禁期間を終え解放されたが、その後、王さんは再び中共による経済的迫害に遭い退職金も完全に剥奪され、生活は極めて困難だった。
王傑梅さんは今年65歳で、撫順市望花区第八中学校の教職を定年退職した。王さんは法輪功を修煉することで体の病苦から解放されたが、「真・善・忍」を理念とする法輪功への信念を捨てず良い人間であろうとしただけで、中共による迫害を受けた。
2021年2月26日(旧暦正月十五日)、王さんは瀋陽郊外の市場で市民たちに、法輪功迫害の事実を伝え、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を唱えることで疫病を避けられることを伝えた。しかし、真相を知らない人に通報され高坎派出所の警官に連行され、その後、瀋陽開発区裁判所から不当に3年6カ月の懲役刑と1万元(約20万円)の罰金を科された。2023年3月末、王さんは遼寧省第二女子刑務所に移送され過酷な苦痛を味わった。
刑務所での精神的・肉体的拷問
看守の指示の下、監視役の受刑者たちはさまざまな手段の騙しや脅しによって、王さんの法輪功への信念を放棄させようとした。王さんのベッドに監視カメラを最もはっきりと映る位置に置かれた。夜、寝返りを打つたびに調べに来られ、煉功をしているのではないかと監視された。王さんは何かの薬を無理に飲まされることもあった。監視役の梁秋菊は王さんの食事を奪ったので、王さんは頻繁に空腹による胃痛に苦しんだ。梁秋菊はさらに他の受刑者たちに命じて、受刑者たちが夜にトイレに行くたびに王さんを付き添わせた。時には一晩に6~7回も無理に起こされ付き添わされ、王さんは睡眠不足で毎日朦朧とした状態に置かれた。
監視役の受刑者たちに、王さんは冷水をかけられて冬の綿入れの上着やズボンを脱がされ、凍えて眠ることができなかった。トイレに行くことも禁じられたため、王さんは重度の血尿に悩まされ、尿道がひどく痛み、ほとんど尿が出ない状態に陥った。
受刑者たちは常に王さんを監視し、毎日大声で罵り、根拠のない理由をつけては罰を与えた。その罰とは、立たせたり、刑務所の規則を書き写させたり、数カ月連続で朝4時半に起こして掃除をさせたりした。弱った王さんの視力が衰え、奴隷労働をこなせなくなると、今度は朝7時から夜7時まで立ちっぱなしで働かされた。受刑者たちは王さんが他人と話すことや、家族との月一回の電話も禁じた。
釈放後に生存権を剥奪される
2024年8月、王さんが不当な懲役から解放されて帰宅すると、王さんの退職金が中共政府によって支払い停止にされていたことが分かった。65歳の王さんは今や一文無しで、生活は極めて困難で、夫と共に市場で捨てられた野菜を拾ったり、スーパーで値下げされた野菜や数年前の古米を買って、かろうじて生活を維持している。しかし、もはやそれも限界に達している。
退職金とは個人が労働契約に基づき労働の対価として得る、雇用者に対する正当な報酬債権である。中共政府が法的根拠なくこれを奪うことはできない。この違法な行為は国民の生存権※を中共政府が公然と奪うものであり、現に王傑梅さんの生存を脅かしている。
(※訳註:生存権とは、社会権の基本的な権利であり、人が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、佛家の上乘修煉大法である。法輪功学習者(以下、学習者)は「真・善・忍」の基準に従って行動し、家庭や社会に福をもたらす。中共による法輪功への継続的な迫害の中、学習者は命の危険を冒して法輪功やそれへの迫害に関する真実を伝え、中共の邪悪な嘘から解放された世の人々は、自然災害と人為的災害の大難の中で神佛の加護を得られる、と信じ、願っている。学習者たちは、大きな「善」の心から、法輪功に関する真実を伝える活動をしている。