【明慧日本2025年3月14日】山東省泰安市在住の法輪功学習者・裴鳳芹さん(68歳女性)は、法輪功を実践したとして2024年11月19日、泰山区裁判所に懲役1年6カ月の不当判決を言い渡された。裴さんは2024年12月29日に山東省女子刑務所に移送された。2025年1月30日、裴さんは刑務所から家族に電話をかけ、裴さんの家族は裴さんが1カ月以上拘禁されていたことを初めて知った。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
2023年12月5日午前10時過ぎ、裴さんは泰山区警察および三里派出所の5、6人の警官に連行された。
警官は裴さんに服を着替えて一緒に行くように命じたが、裴さんは従わず、ティーテーブルの角につかまった。警官は裴さんをテーブルから引き離し、手錠をかけてパトカーまで連れて行った。その過程で、裴さんの腕にはあざができ、額には大きなこぶができた。
三里派出所での数時間の尋問の後、警察は再び裴さんをパトカーに乗せ、身体検査のため病院へ連れて行った。裴さんは高血圧であることが判明したが、警官はそれでも裴さんを泰安市留置場へ連れて行った。看守は裴さんの健康状態を尋ね、2人の警官は裴さんが完全に健康であると主張した。その後、看守は病院が発行した健康診断結果を見て、留置場の医師に裴さんの血圧を測るように頼んだ。それは病院で記録された数値よりもさらに高かった。
看守たちは裴さんの入所を拒否した。警官は30分ほどそこに留まり、最終的に裴さんを派出所に連れ戻した。警官は裴さんに書類に署名するよう命じたが、裴さんは拒否したため、警官は家族を呼び出して迎えに来た。1週間後、警官は裴さんに電話をかけ、書類に署名するために警察に出頭するよう命じた。裴さんは出頭せず、その夜、アパートの外に2人の警官が待機して監視しているのに気づいた。
裴さんは迫害を避けるため家を出て隠れた。家族によると、警察は2023年12月11日に自宅のドアをノックし、裴さんを連行しようとしたという。
2024年10月14日の夜、裴さんは荷物を取りに帰宅した。翌朝10時頃、5人ほどの警官は裴さんの自宅のドアをこじ開け、裴さんを連行した。
身体検査の結果、裴さんは危険なほど高血圧であることが判明した。それでも警察は、その日の午後2時過ぎに裴さんを泰安市留置場に収容することに成功した。
泰山区裁判所は2024年11月19日に裴さんの案件を審理し、懲役1年6カ月の判決を下した後、裴さんは山東省女子刑務所に移送された。