成都市の羅義さん 不当に懲役刑を言い渡された
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 【明慧日本2025年3月17日】四川省成都市在住の法輪功学習者(以下、学習者)・羅義さん(女性)は、2025年1月15日に成都市女子刑務所に不当に拘禁された。2025年2月8日、羅さんの家族は刑務所から電話を受け、羅さんは迫害に抗議して断食をしており、血圧が非常に高く重篤な状態にあると知らされた。

 刑務所は、羅さんが法輪功の放棄を拒否したことを理由に、家族の面会を禁止した。家族は弁護士を雇って面会を依頼したが、弁護士は羅さんの状況は良くないと言った。羅さんも家族は2月10日に刑務所に行き、羅さんとの面会を要求したが、刑務所当局は依然として拒否した。彼らは地元の検察庁と省刑務所管理局に訴えたが、それでも効果はなかった。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の詳細

 2023年5月24日、羅さんは他の7人の学習者とともに不当に連行された。警察は彼らを新津洗脳班に拘留した。警官は羅さんの家族に、羅さんは「国家政権転覆扇動罪」で居住監視下に置かれていると告げたが、具体的な場所は明かさなかった。

 2024年3月1日、羅さんは温江検察庁に起訴された。

 2024年7月25日に、羅さんは温江裁判所に不当審理を行われた。

 羅さんの娘は当初、羅さんの家族の弁護人になることを承認されていたが、裁判官は、羅さんの事件書類と起訴状の閲覧は弁護士だけができると主張し、許可しなかった。他に選択肢がなかったため、羅さんの娘は羅さんのために弁護士を雇った。羅さんが弁護士と一緒に裁判所に行き、母親の事件書類を閲覧したとき、裁判官は羅さんの娘が妊娠していることを知り、それを口実にして羅さんの娘が母親を弁護するために出廷することを拒否した。

 さらに、裁判官は羅さんの弁護士に、事件書類の閲覧と手書きのメモ書きのみを許可し、いかなる書類のコピーや写真撮影も許可しなかった。弁護士は裁判官に対して苦情を申し立て、裁判官は最終的にコピーを許可したが、写真撮影は依然として許可されなかった。裁判官はまた、弁護士に秘密保持契約書に署名するよう告げた。

 審理当日、羅さんの娘は裁判官に判決の法的根拠を示すよう要求した。羅さんの娘は母親の弁護を主張したため、裁判官は審理を延期し、弁護中に羅さんの娘に何かあった場合の責任免除書に署名するよう娘に求めた。最終的に、羅さんの娘は母親の弁護を認められることとなった。

 羅さんの娘と弁護士は羅さんの無罪を主張した。彼らは、中国には法輪功を犯罪とする法律はなく、検察官は羅さんの母親が「邪教組織を使って法執行機関を弱体化させた」という証拠を提示できなかったと主張した。

 裁判長は彼らの弁護を何度も遮り、「政府は法輪功学習者への刑罰をずっと前に決めており、ここで議論する必要はない」と主張した。羅さんの娘が弁護しても、関連する法的根拠を提示することを拒否した。

 裁判官は審理の最後に羅さんに懲役2年8カ月の不当判決を言い渡した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/1/491209.html
 
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