【明慧日本2025年3月20日】広東省掲陽市在住の4人の女性法輪功学習者(以下、学習者)・林素貞さん、江碧吟さん(83歳)、江錫娥さん、麗英さん(姓は不明)は、2025年1月21日に不当連行され、本稿執筆時点ではそのうち3人が依然として拘留されている。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
2025年1月21日午後3時頃、江さん、林さん、江錫娥さん、そして麗英さんは、林さんの自宅で轉法輪を読んでいるところを連行された。警官が押し入り、学習者たちをそれぞれの自宅に連行して家宅捜索を行った。林さんの法輪功の本は押収された。警官は江さんと江錫娥さんの自宅で法輪功に関する資料を発見しなかった。
内部関係者は、麗英さんが法輪功のポスターを貼っているところを街頭カメラに撮影されていたことを明らかにした。警察は数日間麗英さんを追跡した後、林さんの自宅で4人の学習者を連行した。
4人の学習者は全員掲陽市留置所に連行された。15日後に釈放された江錫娥さんを除き、残りの3人の学習者は今も拘留されたままである。
過去に受けた迫害
2020年6月14日に、江碧吟さんは、他の8人の学習者とともに法輪功の書籍を勉強しているときに不当に連行された。江さんは翌日釈放された。
2022年11月に、江さんは掲東区裁判所に懲役6カ月の不当判決を宣告された。
2023年6月13日、警察は江さんを掲東地区拘置所に再び拘留した。
2020年6月に江さんとともに連行された他の8人の学習者も不当判決を言い渡され、最長は懲役9年の判決だった。そのうちの姚静嬌さん(85歳女性)は、2022年11月、地元の裁判所に不当に懲役3年の判決を言い渡され、罰金3万元(約60万円)を科せられた。2023年5月、刑務所に送られ、健康診断の結果、高血圧で84歳の高齢にもかかわらず、拘禁された。期間中、心身とも大きなダメージを受け、同年9月に転倒により右足を骨折した。姚さんの家族が保釈を要求したが拒否された。10月25日に危篤状態になり、やっと救急車で搬送された。1週間後、姚さんの保釈許可が降りたが、姚さんは家に帰ってもよく嫌がらせ、脅迫を受けていた。その結果、2024年11月20日、迫害により他界した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)