【明慧日本2025年3月21日】湖北省沙洋范家台刑務所で不当な拘禁を終えて間もない、湖北省麻城市の法輪功学習者である84歳の周顯成さんは2025年1月25日、迫害中に亡くなった。周顯成さんは長年法輪大法を修煉しており、連行され拘禁される前は健康状態が良好だった。
周顯成さんは湖北省麻城市鉄門崗郷周鉄崗村の農民である。中国共産党による法輪功への20年以上にわたる迫害の中で、周顯成さんは法輪大法の「真・善・忍」への信念を堅持したため、複数回にわたり中国共産党に連行された。記録によれば、8~9回に及ぶという。彼は2度にわたり不当に判決を受けた。
75歳で3年の不当判決を受ける
2015年3月5日、周顯成さんは武漢市新洲区潘塘鎮へ出かけて法輪功迫害の実態を伝えていたところ、真実を知らない人により通報され潘塘派出所の警官に連行され、武漢市新洲区の拘置所に不法に拘留された。新洲区裁判所は、当時すでに75歳だった高齢者に対して2度の不当な裁判を行い、2015年7月20日に3年の懲役を不当に言い渡した。連行、拘禁、不当に判決を言い渡された全過程において、迫害に関与した公安局・検察庁・司法機関は家族に一切通知しなかったという。
周顯成は湖北省荆州市にある沙洋范家台刑務所に連行され、そこで同房の受刑者から殴打され、迫害により入院を余儀なくされた。2016年2月、周顯成さんの家族が沙洋范家台刑務所に面会に行った際、刑務所側は家族に対して地元の「610弁公室」で証明書を発行する必要があると要求し、家族に法輪功を修煉している者がいれば面会を許可しないとされた。周顯成さんは2018年3月5日に3年間の不当な拘禁を終えた。
80歳を超えて再び不当に判決を受ける
2021年3月28日午後7~8時頃、新洲区潘塘派出所の警官が2台のパトカーで周鉄崗村の周新呉園に押し入り、再び周顯成さんを連行した。当時、周顯成さんはすでに80歳で、子供たちはみな出稼ぎに出ており、妻は認知症を患っており、介護が必要な状態だった。しかし、警官はこれを無視し、周顯成さんを武漢市新洲区劉集の洗脳班に連行して迫害した。
2021年4月下旬、周顯成さんがすでに新洲区留置場に不法に拘禁されていることが分かった。留置場の関係者によると、80歳を超える高齢者を収容することに彼らも消極的で、釈放したいと考えていたが、それは事件を担当する潘塘派出所や新洲公安分局の局長である朱新剛らの意見に委ねていたという。
その後、周顯成さんに関する情報は途絶えた。最近になって、周顯成さんが80歳を超える高齢で2度目の不当判決を受け(刑期は調査中)、再び沙洋范家台刑務所に拘禁されていたことが判明した。周顯成さんは最近になって不当な拘禁を終え、帰宅後間もなく無念の内に亡くなった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)