【明慧日本2025年3月21日】雲南省宜良県の王進仙さん(69歳女性)は法輪功について人に話したとして2024年6月20日に連行され、昆明市留置場に拘禁された。最近、家族は王さんが刑務所に収容される通知書を受け取った。王さんは懲役4年6カ月の判決を受けたことが分かった。
王進仙さん |
これは王さんにとって、5回目の判決である。王さんは計18年6カ月の判決を宣告されたという。中国共産党当局の留置場、刑務所で拘禁されていた間、王さんは様々な精神的肉体的な拷問を受け、警官に唐辛子水をかけられ、顔に火傷を負い、顔全体に黒いかさぶたができたことがある。
1956年11月生まれの王さんは、昆明市宜良県百貨店の元従業員。1997年に法輪功を学び始め、真・善・忍の原則に従って善の心を修め、心身ともに恩恵を受けた。しかし、1999年7.20、中国共産党が公然と法輪功への迫害を開始した。王さんは法輪功を学び続けているため、2007年から2019年まで4回連続で中共の裁判所から不当判決を下された。その間隔は長くて1年、短くてわずか44日だった。
2015年5月22日、刑務所から帰宅して44日目の王さんは、自宅から家に押し入った国内安全保衛部門の警官に連行された。家族は王さんの解放を求めたが、610弁公室のリーダーは「お前たちが釈放を要求すれば、俺らが釈放すると思うか? 幼稚だ。これは政治だぞ」と言った。
王さんが受けた不当判決の刑期は以下の通りである。
一回目の不当判決は4年(2007年3月23日から2011年3月22日まで)
二回目の不当判決は3年(2012年4月9日から2015年4月8日まで)
三回目の不当判決は3年(2015年5月22日から2018年5月21日まで)
四回目の不当判決は4年(2019年2月1日から2023年1月31日まで)
王さんは刑務所での拘禁中、掌大のベンチに長時間座らされ、刑務所の規則を長時間書き写すよう強要され、受刑者から長時間監視され、暴言を浴びせられた。冬の寒風の中、刑務所の規則を書き写している時、手が凍傷した。また、警官に平手打ちされ、トイレットペーパーの使用が許されず、掛け布団をかけられることも許されず、何度も狭い暗い部屋に閉じ込められ、食事を自分で取ることが許されず、他の受刑者に取ってもらうしかなく、多く取っても少なく取っても全部食べなければならず、ありとあらゆる苦しみを受けた。
特に、王さんが4回目の判決で雲南省第二女子刑務所に拘禁された時、「真・善・忍に従う者は祝福される」、「天は中国共産党を滅ぼす」などと叫んだため、警官から唐辛子水を繰り返しかけられ、顔に火傷を負い、浅達性Ⅱ度熱傷と診断された。
王さんの話によると、警官が唐辛子水を噴射する手順は次の通りである。まず、監房の窓を閉め、警官らがマスクなどの保護具を着用し、他の受刑者を監房から退出させ、王さんだけを残し、王さんの顔に唐辛子水を噴射する。窓が閉まっていたため、王さんはしばらく息ができないほどだった。時々、警官は大量に噴射し、他の監房の受刑者まで咳き込んだりするようになった。
ある日、王さんは唐辛子水を噴霧され、鏡で見ることを許可されていないため、顔から液体がにじみ出たと感じ、どうなったのがわからなかったが、同じ監房の受刑者は、王さんの顔をみて、急いで警官に報告した。警官は医務室で紫色の薬をもらって、王さんの顔に塗った。2日後に改善する予定だったが、王さんの顔に大きな水疱がたくさん出てきた。それで、警官は王さんを病院に連れて行った。最初、医者は注射器で水ぶくれから水を抜き、軟膏を塗っていたが、効果はなかった。王さんの顔にはどんどん大きな水ぶくれができ、黄色く変色し始めたため、数人の医者が診察し、入院治療を求めた。9日後に退院した時、王さんの顔は黒い水疱とかさぶたで覆われていた。このような状況下で、警官は王さんに、「この事件は自分で起こしたもので、刑務所とは関係ない」と言うビデオを撮るように強要した。王さんはこれを拒否した。
王さんは雲南省の第二女子刑務所でも奴隷労働を強いられていた。しかし、刑務所当局は、服役中の人々に「自己の願望で労働する」という申請書を書くように強要し、しかもノルマを100%達成すると書くように強いた。王さんはこのような申請書を書くことを拒否したとして、丸一日の体罰を受けた。小さい椅子に真っすぐに座って動かないようにと強要された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)