【明慧日本2025年3月20日】遼寧省葫蘆島市在住の法輪功学習者・朱雲さん(59歳女性)は、法輪功を実践したとして3月2日に不当連行された。朱さんは現在、葫芦島市留置場に拘留されている。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。朱さん1989年に大学を卒業した後、設計技師になった。幸せな結婚生活も送っていた。しかし、朱さんは1992年に子供を出産してから健康状態が悪化した。働く体力がなく、薬に頼って生きていた。1997年に法輪功を始め、その後すぐに完全に回復した。
過去に受けた迫害
朱さんは2000年10月に法輪功の正義を訴えるために北京へ行った後、1年6カ月の強制労働刑を宣告された。
労働収容所にいた間、朱さんは徹底的な洗脳を受け、法輪功を放棄するよう絶えず命じられた。時には睡眠を奪われ、長時間しゃがんだり、小さな椅子に座らされたりすることもあった。
朱さんは法輪功を固く守っていたため、当局は刑期を5カ月延長し、2002年9月に釈放した。朱さんは帰宅を許されず、職場が設置した洗脳班に連れて行かれ、さらに1カ月拘禁された。朱さんは依然として法輪功の放棄を拒否したため、その後まもなく解雇された。当局の圧力により、夫は朱さんと離婚した。
朱さんはその後、2006年に法輪功学習者・黄立中さんと結婚した。残念なことに、黄さんは2008年8月に不当連行され、2年後の2010年10月に45歳で獄中で拷問を受けて死亡した。
朱さんは2014年7月に再び連行され、後に懲役6年の不当判決を宣告され、最終的に精神を病んでしまった。
朱さんは2019年12月23日に釈放されたが、自分の身の回りのことは何もできず、頭もはっきりせず、記憶力も悪かった。一度外出したが、家に帰る道がわからなかった。誰かが警察に助けを求めて帰宅した。働く能力を失った朱さんは、生計を立てるためにリサイクル品を集めている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)