【明慧日本2025年4月18日】広東省深圳市在住の法輪功学習者・黄濡紅さん(66歳男性)は、法輪功を学んだため、2024年10月29日、広州市海珠区裁判所により懲役4年の不当判決と5000元(約9万円)の罰金を言い渡された。黄さんは控訴したが、2025年3月20日、広州市中級裁判所は原判決を維持する判決を下した。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。黄さんは1996年9月に法輪功を学び始め、日常生活での悪習慣を徐々に改善し、心身共に健康を取り戻した。生活や仕事でも善意を持って他人と接し、寛容で誠実な態度を身につけた。
黄濡紅さん |
事件の詳細
2022年末、黄さんは広州市番禺区雅居楽に住む息子を訪れた。2023年9月18日の夜、黄さんは番禺区南村鎮江南村で「法輪大法は素晴らしい、誠実に唱えれば福報が得られる」と書かれた小さなシールを貼っていたが、ある住民の通報により南村派出所に連行された。翌日、9月19日夜8時ごろ、黄さんは雅居楽の駐車場で番禺区公安局の国内安全保衛部門と南村派出所の警察により連行され、黄さんの息子の家も家宅捜索された。
2023年10月27日、番禺区検察庁は黄さんに対しての逮捕を許可した。12月22日、黄さんは番禺区検察庁に起訴され、後に案件は海珠区検察庁に移された。2024年3月14日、黄さんの案件は海珠区裁判所に移送された。
2024年8月8日、海珠区裁判所は黄さんの裁判を開始した。当初は午前9時半からの予定が、開始は11時に遅れ、裁判官・韋暁明は弁護士の弁護や黄さんの自己弁護に一切反応せず、12時15分ごろ審理は形ばかりで終了した。
同年10月29日午後、海珠区裁判所は不当判決を言い渡し、黄さんに懲役4年の不当判決と5000元の罰金が科された。黄さんは即座に控訴を表明した。
過去に受けた迫害
1999年7月に中国共産党と江沢民政権が法輪功への弾圧を開始して以降、黄さんは「真・善・忍」の信念を貫き真実を広めたため、何度も中共関係者により嫌がらせや家宅捜索、連行などの迫害を受けてきた。
2000年7月3日に、黄さんは羅湖区公安支局により15日間、拘留された。
2007年5月16日に、黄さんは深圳市第二労働教養所において2年間の労働教養を科された。
2017年7月17日に、黄さんは広東省韶関市乳源ヤオ族自治県洛陽鎮で法輪功に関する資料を配布中に警察に追跡され、連行と家宅捜索を受けた後、3年6カ月の不当判決と1万元(約19万円)の罰金を科され、北江刑務所に拘禁された。
2020年8月に、黄さんはようやく釈放されたが、今回再び懲役4年の不当判決を宣告された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)