吉林省の国慶芬さんに再び不当判決
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 【明慧日本2025年4月20日】吉林省舒蘭市在住の法輪功学習者・国慶芬さん(女性)は、法輪功を学んだため、2025年4月2日、裁判所に懲役3年の不当判決と5000元(約9万円)の罰金を言い渡された。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。国さんは1998年10月に法輪功を学び始めた。わずか7カ月後には肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)、ひどい頭痛、全身性皮膚疾患が消えた。

 事件の詳細

 2018年6月12日、国さんは親戚を訪ねる途中に天徳郷派出所の警官らに不当連行された。その後、国さんの自宅が家宅捜索され、法輪功の書籍40冊以上が押収された。国さんは吉林市留置場に拘留された。

 6月14日、天徳郷派出所の警官が、国さんの家族に刑事拘留通知書を手渡した。数カ月後、国さんは懲役3年、執行猶予3年の判決を受けた。

 国さんの拘留中、夫は重病に陥り、2018年11月に保護観察処分で釈放された直後に亡くなった。その後、数年間、警察は国さんに対し、国さんが保護観察条件に違反しないよう、定期的に嫌がらせを行った。2019年9月23日と2020年9月10日の2回、警察は国さんの写真を撮ろうとしたり、白紙に署名させようとしたりした。

 2021年11月頃に、国さんは保護観察を終えた。

 2024年6月5日に再び連行され、その後保釈された。

 12月28日、国さんは娘の自宅へ向かった際、吉林市鉄道派出所の警官に連行された。警察は国さんが「指名手配犯」であると主張した。国さんはその後まもなく釈放された。

 2025年1月17日に、国さんは地元の裁判所から電話があり、特定の書類に署名するよう命じられた。書類の詳細は伝えられなかった。

 2月5日、国さんは娘の家にいた際に再び裁判所から電話を受け、帰宅を命じられた。国さんは、旧正月の休暇期間が終わるまでは帰宅できないと述べた。

 2月中旬頃、国さんは帰宅した際、裁判所から召喚状への署名を求められ、今度は2018年の懲役刑に関連する内容が明らかにされたものの、詳細は明らかにされなかった。国さんは2021年に既に保護観察処分を終えていた。法律上、2024年6月の連行は保護観察処分とは全く関係がないはずである。

 裁判所は、国さんが「逃亡を図った」と非難した。警察は国さんに対する未解決の事件を裁判所が解決したことを確認した後、国さんの帰宅を許可したが、まだ国さんの処分は終わっていないと脅した。

 4月2日午前9時、国さんは裁判所で裁判を開廷された。法廷で国さんは、無罪であることを自己弁護した。10時頃、国さんは裁判所でに不当判決と罰金を言い渡された。午後4時頃、警察は国さんを吉林省拘置所に連行したが、国さんは身体検査の結果が基準を満たしていないため、看守は国さんの入所を拒否した。

 4月10日、国さんは再び吉林市立病院で健康診断を受けている。2度目の身体検査の結果は不明である。現在、国さんは自宅にいる。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/15/492634.html
 
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