4.25記念 横浜で集会とパレード
■ 印刷版
 

 【明慧日本2025年4月23日】「4.25」平和陳情を記念し、法輪功学習者(以下、学習者)は4月20日、横浜市で迫害反対の集会とパレードを行い、中国共産党(以下、中共)による迫害の実態を人々に伝えた。

 1999年4月25日、1万人以上の学習者が中南海近くの中央信訪局(陳情局)に陳情し、天津公安局により不当に逮捕された学習者の釈放を要求した。学習者たちが示した理性と平和は国際社会に感動と強い印象を与え、世界各地の多くの人々がこの出来事を通じて法輪功を知り、修煉を始めた。しかし、中共の当時の指導者である江沢民は、同年7月20日に法輪功に対するジェノサイドによる迫害を強行し、それは今日まで続いている。

 過去26年間、毎年、世界各地の学習者は、集会、パレード、中共による迫害の実態を伝える活動など、様々な方法で4.25平和陳情を記念する活動を行ってきた。中共による数十年にわたる強権的な統治下で、学習者は強権を恐れず、世界が注目する道徳的な金字塔を打ち立てた。

 今回の集会では、中共による人権侵害に対して声を上げ続けている各界要人が会場に駆けつけ、演説を通じて直接言葉で語りかけることによって法輪功への支持を表明し、中共による学習者からの生体臓器収奪や人道に対する罪を非難した。迫害反対の集会終了後、午後1時半、壮大なパレード隊が桜木町駅前広場を出発し、赤レンガ倉庫や中華街などの観光名所を通り、多くの人々が足を止めて見入っていた。

 パレード前の集会に各界要人が駆けつけ賛同を表明

 パレード出発前に、元衆議院議員の中津川ひろさと氏と江東区議会議員の二瓶文隆氏が法輪功の迫害反対活動を支持するために駆けつけた。

 元衆議院議員の中津川ひろさと氏は法輪功のパレードに長年参加しており、当日も集会でパレードに参加する学習者たちと再会できたことを非常に喜んだ。

'图1:前众议院议员中津川博郷先生'

元衆議院議員・中津川ひろさと氏

 中津川氏は中共による法輪功への迫害問題の暴露に20年以上尽力してきた。集会で中津川氏は、米国はすでに迫害に加担する者に対して入国禁止や資産凍結などの制裁措置を科す「法輪功保護法案」の制定に着手していると述べた。そして、日本の国会も同様の「法輪功保護法案」を早急に可決すべきであり、その前に中国における人権侵害の状況、特に学習者に対する生体臓器収奪問題を非難する決議をまず採択すべきだと訴えた。

 中津川氏はさらに、自身の政治生命をかけて学習者を守り、中共の迫害を暴露し、学習者たちと共に努力していくことを表明した。そして、学習者たちが中国を変え、世界の平和に貢献していることを高く評価した。

 江東区議会議員の二瓶文隆氏は、自由で健康な暮らしを願う学習者が人間として当然持つべき根源的な自由を奪われるべきではなく、人間としての基本的な権利が奪われるような事態は決して容認されるべきではないと訴えた。

'图2:江东区议会议员二瓶文隆先生'

江東区議会議員・二瓶文隆氏

 二瓶氏は国家機関による生体臓器収奪を卑劣な人権侵害行為として強く非難し、決して容認できないと述べた。そして、自身も一地方議員として、この問題の実態がまだ多くの日本人に知られていない現状を憂慮し、今後、積極的に情報を発信し、学習者が中国において受けている人権迫害の問題に多くの人々と共に取り組んでいく決意を示した。

 そして最後に、共に頑張りましょうと呼びかけ、集会でのメッセージを締めくくった。

 日本法輪大法学会会長「生体臓器収奪を他人事と思わず、この恐ろしい事実を知ることが重要」

'图3:日本法轮大法学会会长稲垣先生'

日本法輪大法学会会長・稲垣氏

 日本法輪大法学会会長の稲垣氏は、中共政府による法輪功への迫害が始まってから26年が経過した今もなお迫害が続いている現状を訴えた。

 修煉をやめない学習者に対して、中共が不当な拘禁だけでなく、生きたまま臓器を収奪してビジネスとして売るという恐ろしい行為にまで及んでいると強く非難した。そして、生きたまま臓器を収奪するという極めて非人道的な犯罪行為が今日に至ってもまだ世の中に十分に伝わっていない現状に危機感を覚え、この非人道的な行為を早急に止めなければ、世界中に広がる可能性があると警鐘を鳴らした。

 稲垣氏はまた、生体臓器収奪という悪行を阻止するためには、多くの人が他人事と思わず、この恐ろしい事実を知ることが重要だと訴えた。

 各国の観光客が関心を寄せ、中共による迫害の実態を理解

 沿道の多くの観光客がパレード隊に引きつけられ、天国楽団の演奏に合わせて人々が次々と拍手を送り応援した。沿道では日本人が「頑張れ」と叫ぶのが聞こえ、ますます多くの日本人が中共と中国人を区別して考えるようになっていると感じられた。観光客たちはパレード隊に手を振るなど、反応は非常に穏やかで友好的であった。

'图4~7:法轮功学员的游行队伍途径红砖仓库、中华街等观光胜地'

赤レンガ倉庫や中華街などの観光名所を通る学習者のパレード隊

 インド人のバスカル・サンサダランさんは「この件の全容はよく分かりませんが、もし中国で行われている慣習がこれ(臓器収奪)であるならば、それは全く受け入れられず、私も強く非難します。また、中国で抗議活動を行っている人々、そしてここ(日本)で活動している人々を応援したいと思います。頑張ってください」と語った。

'图8:印度人巴斯卡先生'

インド人のバスカル・サンサダランさん

 また、真・善・忍という価値観に対してバスカルさんは「『善』は、いかなる国籍やいかなる人種や民族の区別に関わらず、全ての人にとって最も重要な価値感です。私たちは皆『善』を実践すべきであり、それこそが世界における人間としての最も重要なあり方です。ですから、どうか『善』を実践してください。それは私の個人的な価値観でもあります」と語った。

'图9:瑞士人弗拉普兹·泽尔先生'

スイス人のフラップツ・ザウアーさん

 スイス人のフラップツ・ザウアーさんは「中国における法輪功への迫害や臓器収奪を制止するための活動が成功することを願っています」と学習者の活動への支持を表明した。また、真・善・忍という価値観に対して「これは、人々にとって本当に重要な残すべき価値観だと思います。もし人々が本当にこれらの価値観全てに向かって進むことができるなら、この世界はもっと平和になると思います」と語った。

'图10:美国人拉吉先生'

アメリカ人のラジさん

 アメリカ人のラジさんは「学習者による迫害の実態を伝える活動が止まらないことを願っています。そして、彼ら(中国にいる学習者)に幸運を祈り、神が彼らを守ってくれることを願っています。どんな人も非人道的に扱われるべきではありません。そして、生体臓器収奪が一日も早く止まり、より多くの人々が臓器収奪についてもっと認識と関心を高め、そして願わくば止まることを心から願っています」と語った。

'图11:英国人纳根德拉先生'

イギリス人のナゲンドラさん

 

 イギリス人のナゲンドラさんは「人間の核となる価値観を否定するいかなる行為も決して許されるものではありません。中国において学習者に対して行われている非人道的な迫害は道徳的に間違っており、全く容認できません」と学習者への迫害を強く非難した。

 ナゲンドラさんはまた、真・善・忍という価値観に対して「これらの価値観は人間にとって核となるものです。ですから、もし人が『善良な人間』であろうとするならば、どうか、どうか、これらの価値観を守り続けてください」と語った。

'图12:印度人SHYAVAN PALLA先生'

インド人のシャヤヴァン・パッラさん

 インド人のシャヤヴァン・パッラさんは「ここで修煉されている学習者の皆さんにエールを送りたいと思います。このようなパレード活動は極めて重要であり、中国国内の学習者が受けている迫害に対する力強い支援になると信じています」と語った。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/22/492855.html
 
関連文章