【明慧日本2025年4月28日】河北省正定県在住の法輪功学習者・李国英さん(女性)は、法輪功を実践したため、2025年3月31日に、正定県裁判所に懲役5年6カ月の不当判決と3万元の罰金を言い渡された。李さんは現在、不当な判決に対して控訴している。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
2023年7月18日、李さんは法輪功の資料を配布したとして1人の男性に通報され、仕事帰りに不当に連行された。その夜、警察は李さんの自宅を家宅捜索したが、誰もいなかったため、管理会社にドアを開けるよう指示した。
警官らはその後、李さんを自宅に連れ戻した。李さんは自分のものではない品物があることに気づいた。どうやら警官は李さんに濡れ衣をきせるために「証拠」をでっち上げたようである。李さんは警官に本当のことを言おうとすると、警官は李さんを家具に押し付け、李さんは気を失った。
李さんはようやく意識を取り戻すと、そこは正定県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)だと気付いた。警官は押収品リストへの署名を告げたが、物品の確認をさせてもらえず、李さんは従わなかった。警官は李さんの拳をこじ開け、書類に指紋の押印を強制した。李さんはひどく衰弱しており、抵抗する力はなかった。このいわゆる押収品リストは、後に李さんにとって不利な証拠となった。
7月20日に、李さんは刑事拘禁され、石家荘市第二留置場に移送された。正定県裁判所は2024年3月6日に李さんに対しての裁判を行い、2025年3月31日に判決を言い渡した。
関係者によると、この事件は判決が出る前に石家荘市中級裁判所に再審理のため提出されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)