遼寧省の62歳の耿麗娟さん 不当判決を下され控訴
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 【明慧日本2025年5月4日】遼寧省阜新市在住の法輪功学習者・耿麗娟さん(62歳女性)は、法輪功を実践したとして3月12日、阜新モンゴル族自治県(略称は阜蒙県)裁判所に懲役3年の不当判決を言い渡された。これに対して耿さんは現在、控訴している。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。耿さんは1997年に法輪功を学び始め、そのおかげで不眠症、リウマチ、鼻炎、湿疹、乳房肥大が治った。

 事件の詳細

 2024年10月28日に法輪功迫害の事実に関する資料を配布していたとして通報され、連行された。東梁派出所の所長は耿さんを刑事拘留し、城南留置所に連行した。所長は、自身のコネを駆使して拘置所に耿さんを受け入れさせ、その後、阜蒙県検察庁に案件を送致した。

 12月頃に、検察庁は正式に逮捕状を発行した。検察庁は耿さんの案件を警察に差し戻したが、警察は後に案件を再送した。その後、検察庁は耿さんを起訴した。

 2025年3月12日、耿さんは阜蒙県裁判所で公判に臨んだ。耿さんの弁護士は耿さんの手錠と足かせの取り外しを求めたが、却下された。耿さんの弁護士は耿さんの無罪を主張した。家族の弁護人も耿さんの無罪を主張したが、裁判官は開廷直後に不当判決を下した。

酷刑演示:脚镣

拷問の再現:足かせをつけられる

 過去に受けた迫害

 2002年1月28日、耿さんは法輪功への迫害停止を求めて北京へ行き、警察に連行された。北京の懐柔留置場に10日間以上拘禁された。その後、地元の警官に連れ戻され、阜新留置場に40日間以上拘禁され、3年の労働教養処分を受けた。瀋陽の馬山家労働収容所では、耿さんは「転向」を強要されたほか、長時間のしゃがんだり立ったりすることを強いられ、長時間の睡眠禁止、水分補給禁止、トイレ禁止などの身体的拷問を受けた。

 2014年3月21日朝、耿さんは学習者・王亮さんの家に来ていたところ、阜蒙県国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と和平派出所の警官に連行され、阜新市留置場に半月間拘留され、その後3年間不当に拘禁された。耿さんは解雇され、夫は離婚し、幸せだった家庭は崩壊した。

 2018年2月22日の昼、耿さんは阜新公安局の国保支隊、海州支局国保大隊、新興派出所の警官、西阜新派出所の警官に連行され、阜新市の新地拘置所に拘留された。同年5月21日、耿さんは阜新市細河区裁判所に起訴され、8月ごろに不当に懲役1年の判決を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/16/492669.html
 
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