ニューヨークで盛大なパレード 雨のなか各民族が法輪功を歓迎

 

　【明慧日本2025年5月13日】毎年恒例の5月13日は「世界法輪大法デー」である。真・善・忍を称え、法輪大法（ファールンダーファー）が人々にもたらした心身の健康と希望を分かち合うために、数千人の法輪功学習者（以下、学習者）が5月9日（金）、ニューヨーク市マンハッタン地区で盛大なパレードを開催した。さまざまな民族の人々が雨の中パレードを観賞していた。

　今年の春は寒暖の差が激しく、ここ2週間ほど雨が降り続いており、パレード当日の金曜日も例外ではなかった。学習者による祝賀パレードは2時間以上にわたり、隊列は数キロメートルにも及んだ。雨の中でも行進を続ける学習者の姿に、多くの人が感動した。通勤中の人々も足早に歩いていたが、喜びと希望、そして揺るがぬ意志があふれるパレードが目の前を通ると、その急ぐ足を止めてパレードに見入っていた。

　パレードはニューヨーク市マンハッタンのミッドタウンを横断し、最もにぎやかで観光客の多い幹線道路・42丁目を通ってマンハッタン中心部を横切り、10本以上のアベニューを越え、国連本部、グランド・セントラル駅、タイムズスクエアなど、ニューヨークの最も有名なランドマークを通過しながら、世界中の人々と喜びと祝福を分かち合った。

5月9日、ニューヨーク市で開催された盛大なパレード

　各界が共に世界法輪大法デーを祝う

　世界法輪大法デーの到来を前に、アメリカ合衆国下院は全会一致で『法輪功保護法案』を可決した。同時に、ニューヨーク州の各レベルの議員や政府関係者からも祝電が寄せられ、法輪大法デーを慶祝した。

　法輪大法は、創始者・李洪志先生によって1992年5月13日に中国で伝え出された仏家の高いレベルの修煉法である。修煉者には、宇宙の最高の特性である「真・善・忍」を準則として心身を修めることが求められている。伝え出されるや否や、1億人に歓迎され、現在では法輪功は世界100以上の国と地域に伝わている。主な著作である『轉法輪』は、すでに50の言語に翻訳され、世界各地で出版されている。

　さらに、数十人のニューヨーク州の議員や政府関係者が主催者に祝電を送り、学習者による地域社会への貢献に感謝の意を表すとともに、5.13の大パレードの成功を祈った

　ニューヨーク州第10選挙区選出の州上院議員ジェームズ・サンダース・ジュニア氏は祝辞の中で次のように述べた。「5月13日は世界法輪大法デーです。私は皆さんと共に、平和な『真・善・忍』の理念を称えます。法輪大法の学習者は、その精神的な旅において、信じがたいほどの勇気と忍耐を示しています。彼らの非暴力の姿勢と内面の修養は、これからも世界中の地域社会にインスピレーションを与え続けることでしょう」

　主催者によると、今年のパレードは「世界の人々が一緒に祝う世界法輪大法デー」をテーマとしており、アメリカ国内および世界各地の人々による法輪大法への声援と支持の広がりに応える形で、「各界による世界法輪大法デーの祝賀」と題した新たな隊列が特別に加えられた。多くの団体がこのパレードに参加し、その中には明慧ネットの法輪功学習者の代表も含まれている。

　マンハッタンの第42丁目、グランド・セントラル駅付近では、パレードの隊列がニューヨーク在住の中国人代表者たちから歓迎を受けた。彼らは「私たちは法輪功を支持します」という中国語と英語で書かれた横断幕を掲げ、自らの思いを表明した。

5.13世界法輪大法デー祝賀パレードを応援する、ニューヨーク在住の中国人代表たち（写真：大紀元）

　法輪功学習者「師父への感謝の気持ちは言葉では表現しきれません」

　この日、大ニューヨーク周辺から多くの学習者が一堂に会し、法輪大法デーと法輪功の創始者の誕生日を祝賀した。彼らの多くはすでに長年修煉しており、その過程で多大な恩恵を受けている。言葉では表現しきれないほど、師父への無限の感謝の気持ちが溢れていた。

　ニューヨーク出身のジェームズ・H・ホワイトとビクトリア・メイ・ホワイト夫妻は、20年以上にわたって法輪大法を修煉しており、その中で心身ともに大きな向上と変化を得たと語っている。創始者である李洪志先生への感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないと述べた。

ニューヨーク学習者ジェームズ・H・ホワイトさんとビクトリア・メイ・ホワイトさん夫妻

　ジェームズさんは歌手、作詞作曲家であり、人権活動家でもあり、彼の制作したドキュメンタリーは数々の賞を受賞している。彼は若い頃、アルコール依存と人生のどん底に陥ったことで学校を中退した過去があったが、法輪大法のおかげで悪習を完全に断ち切り、再び学校に戻って無事に学業を修了することができたという。

　彼は「修煉を通して、困難に直面したときに環境を責めるのではなく、自分自身を内に向けて探すことを学びました。それによって、挑戦を前にしたときにより強くなれ、自分自身を常に向上させることができるようになりました」と話した。

　そして、心からの感謝を込めて、「師父が私と家族、そして全世界の学習者のためにしてくださったすべてのことに対して、心の底からの感謝の気持ちは、言葉ではとても表現しきれません」と語った。

　彼の妻ビクトリアさんは女優であり、18歳のときに友人を通じて法輪功に出会い、『轉法輪』を読んで激しい感動を受けたという。彼女はこうを振り返った。「この本は私の心の奥に響きました。私はわかりました。これこそが真理です」。修煉を通して、忙しさやプレッシャーの中でも心の平静と明晰さを保つことができ、人生の真理と方向性を見出したと話す。そして、感謝の気持ちについては、「この感謝の思いは言葉では表せません。本当に師父に感謝しています。言葉にできないほどの感謝です」と心を込めて語った。

　金融業界で働く中国人学習者の黎麗さんは、公認金融アナリストおよび認定ファイナンシャル・プランナーの資格を持っている。彼女は、「子どもの頃からずっと人生の究極的な意義を探し続けてきました。キリスト教、道教、さまざまな哲学思想を学んできましたが、本当に心が晴れたと感じたのは、カリフォルニアで大学院に通っていたときに法輪功に出会ったときでした」と語った。

ニューヨークで金融業界に従事する中国人学習者の黎麗さん（左）と娘さん

　黎麗さんは、「私は、人生は修煉のためにあるのだと理解しました。修煉を始めて28年になりますが、自分が日々向上していることを実感しており、心の中はとても落ち着いていて、満たされています」と述べた。

　彼女の夫と娘も一緒に修煉している。黎麗さんは、「共通の信仰があることで、家族の間により深い理解と寛容が生まれました。家庭生活は穏やかで力強いものになり、これこそが私にとって最大の幸せだと思います」と話した。

　黎麗さんは毎年、「世界法輪大法デー」の大規模な集会やパレードに参加している。より多くの人に法輪大法の素晴らしさを知ってもらいたいと願うとともに、この機会を通じて創始者である李洪志師父への感謝の気持ちを伝えたいとも思っているという。「私たちにこのような修煉の道を与えてくださった師父に、心から感謝しています」と語った。

　また彼女は、現代社会において人々が大きなストレスを抱え、精神的な健康問題がますます深刻になっていることにも言及した。「統計によれば、アメリカの12歳以上の人口の13％がうつ病に悩んでいます。法輪大法は心・体・精神に恩恵をもたらすものです。この素晴らしさを、もっと多くの人々と分かち合いたいと思っています」と述べた。

　法輪大法を知って喜び、多くの人が学びたいと願う

　パレード当日は、色鮮やかで見事な行進が、多くの観光客の注目を集めた。

　カナダ・モントリオールにある企業の法規業務マネージャーのリチャ・ジェインさんは、パレードを目にして思わず叫んだ。「素晴らしい！　本当に素晴らしいです！」

カナダから訪れたリチャ・ジェインさん

　ジェインさんは、パレードの隊列の中で行われていた功法の実演を見て、動作がシンプルで学びやすそうだと感じ、自分も学んでみたいと思ったと言った。彼女はまだ若いものの、背中の痛みなどの悩みがあることにも触れ、「こんなに多くの人が法輪功をしているなんて知りませんでした。モントリオールにも教えてくれる講習があって、しかも無料で簡単に学べると聞いて、私も学んでみたいと思いました。精神と身体のつながりを助けてくれて、人をもっと誠実に、そして我慢強くしてくれるのです」と語った。

　同時に彼女は、学習者が信仰という伝統を取り戻していることはとても重要だと感じており、「それはとても意義のあることです。私たちはそうしたものを忘れかけています。だから、伝統や（善良な）本性に立ち返るのは素晴らしいことです」と述べた。

　彼女はさらに「今の人々、特に大都市では、人々は非常に攻撃的です。（法輪功を学ぶことで）人々はもっと平和になれるのです」と語った。

イスラエルからの観光客インバル・ビンダーさん（右）、ウィスコンシン州から訪れたジョシュ・オルソンさん（左）

　ジョシュ・オルソンさんは、「パレードを見て、故郷のイスラエルが直面している困難を思い出しましたが、それと同時に自分がより力強く感じました。法輪功学習者がニューヨークのパレードに参加しているのを見てとても嬉しかったです。彼らはとても穏やかで礼儀正しく、私はとても気に入りました」と述べた。さらに、「この精神的な信仰は人間の根本であり、絶対に守らなければならない」と話した。

　インバル・ビンダーさんは、「このパレードはとても美しいと思います。このイベントに参加している人数は本当に感動的で、とても心を揺さぶられます。人々は信仰の自由を持つべきです。そして、これほど多くの人々が一堂に会するのを見て、それは本当に素晴らしく、感動的です」と述べた。

　マンハッタンの人々　感嘆と称賛

　学習者は毎年風雨を問わずマンハッタンのパレードに参加し続けており、多くのニューヨーカーは何年にもわたってその姿を見て、尊敬の念を抱いている。

　ニューヨークの住民サマンサさんは大学で働いており、何年も学習者のパレードを観ている。彼女はその壮観な隊列に感嘆し、「私はいつもパレードの参加者の多さに驚かされます！　特に今日はこんなに大雨が降っている中、これほど多くの人々が熱心にこの活動に参加しているのを見て、本当に感動しました」と語った。

何年も学習者のパレードを観ているサマンサさん

　彼女は学習者の隊列を見て思わず声を上げた。「本当に美しい！　あのフロート車を見て、本当にきれい！」

　サマンサさんはまた、法輪大法の「真・善・忍」の理念についても敬意を表し、「世俗的な文化の中で、法輪大法のような精神的信仰は現代社会にとってとても必要だと思います。人々が神性とのつながりを見出し、人生の苦難を乗り越えるための本当の助けになるのです」と語った。

　路上で勤務中だったポールさんは、法輪大法の「真・善・忍」の理念について「とても崇高な理念だ」と話す。彼は、学習者が「こんなに素晴らしく、整然とした隊列」で登場し、自分たちの理念や希望、信仰を市民と分かち合っていることをとても嬉しく思うと述べた。

　ブラッドさんはニューヨークで働く構造エンジニアで、昨年もこのパレードを観たという。「調べてみたら、彼らは自由のために闘っていることがわかりました」と話し、「それは支持するに値する理念だと思いますし、人々がより良くなる手助けにもなると感じています」と話した。

　国連で働くマーカスさんは、「このパレードはとても重要で、人々に何が起きているのかを気づかせてくれます」と話した。学習者の精神的信仰については、「それは人々が精神や魂の平和を見つけ、より良い人間になる手助けになると思います」と述べた。

　会社経営者のアーニー・シンさんは、「このパレードは、素晴らしい信仰と理念を伝えており、社会に良い影響を与えています」と述べた。また、「彼らの生命の意義を追い求める姿勢が伝わってきます」とも語った。

ニューヨークのバイオテクノロジー企業の経営者アーニー・シンさん

　クレイグ・ドナヒューさんはカナダの酒造会社のオーナーで、甥と一緒にニューヨークを観光に訪れた。彼は、このような雨天にもかかわらず、法輪大法の盛大なパレードを見ることができてとても嬉しく思うと話す。パレードを見ながら、学習者たちの心からの喜びと親しみやすさを感じたといい、「整然とした隊列、そして彼らの友好的で、穏やかさ、礼儀正しさがとても心地よかったです」と述べた。さらに、「多くの人たちが笑顔で手を振っていて、とても楽しそうでした。彼らの誇りが伝わってきました」と話した。

甥と一緒にニューヨークを観光に訪れたクレイグ・ドナヒューさん

　ドナヒューさんは、法輪功のような精神的信仰は「私たちの知っているものを超えており、そして私たちの理解を超えて強力なものだ」と考えている。現代社会においては確実に大きな影響を与えるものであり、「たとえほんの一瞬でも、人々が立ち止まり、静かに考えることができれば、それだけで多くのものに近づける。これは本当に重要なことです」と語った。