日本明慧
■印刷版   

黒竜江省:法輪功修煉者が迫害死、暴行が原因か(写真)

 黒竜江省チチハル市の潘本余さんは誰もが認める親孝行の良い人で、鉄道で転んだ人や水に溺れた人を助けて前後6人の命を救ったが、法輪功を学んでいるということが理由で2度も労働教養処分を宣告された。2011年7月17日、潘さんは収容施設で迫害され殺害された。享年62歳。
 
潘さんが自宅近くの鉄道で人の命を救った場所
 
 潘さんは鉄鋒区610弁公室のリーダーにより、じっと動くことも許されず縛られ、内臓に重傷を負い、大量に吐血するまで硬い靴を履いた足で体の数箇所を蹴られたり、滅多打ちにされたりした。続けて、リーダーは危篤に陥った潘さんを泰来刑務所へ移送したが、施設側に緊急治療をさせなかった。それだけでなく、依然として壮絶な拷問を受けるなど、潘さんは心身ともにダメージを受け続けた。2009年5月22日、610弁公室は、潘さんが刑務所で死ぬのを恐れ、すでに死にそうになったと見て潘さんを釈放した。
 
 2010年7月31日、潘さんは全身の痒み、けいれん、腫れ、脹らみ、化膿など、多くの異常症状が出て死ぬほど苦しんでいた。
 
 2011年2月、潘さんは北局宅派出所の嫌がらせや家宅捜索、家財没収を受けて迫害を逃れるため、病気ながらも放浪生活を余儀なくされた。4月、家に戻った後、わずか2カ月のうちに潘さんはますます重病がひどくなって、排泄と行動の障害や口内の化膿、皮膚のただれ、自力で生活できずさらに苦しい生活を強いられた。にもかかわらず、依然として警察に健康診断を口実に相次ぎ嫌がらせなどで苦しめられ、この苦痛のもとで重症に至り、病院へ運ばれた。
 
 しかし、病院側は警察の指示の元で潘さんに対して最善の治療を行わず、普通の皮膚病の塗り薬で対応した。その上、責任を追及されるのを恐れて、潘さんの病状を履歴に残していなかった。
 
 こうして、健康状態が悪化したことによって、病気で体が骨と皮にまでやせこけて、肉体、精神の両方面でひどく疲れ弱っていた潘さんは、苦痛の限界に達し、死亡した。 
 
 結局、潘さんの家族は外界に迫害死の真相を隠蔽しようとする中共(中国共産党)当局の手配により、潘さんの戸籍を解除する手続きさえできなかった。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/8/27/245925.html)
関連文章