黒竜江省ハルビン市に在住の法輪功修煉者・韓浜英さんは、この1年来、ハルビン前進労働教養所に拘禁され、スタンガンで電気ショックを加えられるなど、数々の壮絶な迫害を受け続けてきた。
韓さんは2010年3月21日、人々に法輪功の真相を伝える資料を配布したという理由で、2010年4月8日にハルビン前進労働教養所に拘禁された。韓さんが入所した日、施設側は偽善や誘惑などの卑劣な手段で韓さんに法輪功を放棄するよう説得したが、韓さんはそれを拒絶した。施設側は韓さんの不屈な態度が気にいらず、韓さんをリンチした。しかし韓さんは、修煉者としての意志を堅持し続けたため、施設側はさらに、韓さんを独房に監禁し、スタンガンで電気ショックを加え、長時間にわたって小さな椅子に座らせるなどの拷問を行った。
ある日、施設側は韓さんをグラウンドに立たせ、強烈な直射日光に晒しながら、辛い体罰を行い、体がボロボロになるまで暴行を加え続けた。最後、韓さんは地面に倒れてしまった。また施設側は韓さんに中共(中国共産党)の思想文章を暗記するよう強要したが、韓さんがそれを断固として拒否したため、しゃがむ姿勢を強制したうえ、スタンガンで電気ショックを加えた。
辛い強制労働を強いられた韓さんは、肉体、精神の両面で疲れ果てていたにもかかわらず、その様子を見た施設側は韓さんを数回殴打した。また、韓さんは看守の命令に従わなかったという理由で、殴る蹴るの暴行を受け、血圧が急激に上昇して危篤状態に陥ったが、さらに詳細不明の薬物を注射され、血圧が下がらなくなり生命は深刻な状態に陥った。
2011年4月、韓さんは出所前に、610弁公室に刑期を不当に10日間延長されていた上、さらに3万元を脅し取られた後、釈放を許された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)